「名脇役ではない。主役だ!」――最近のアキバで自己主張が強いパーツたち古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2008年12月15日 19時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「これが本当の2世帯住宅!?」――ATXとmini-ITXマシンが同居できるタワーケース

abee「AS Enclosure 550DT」

 Atomマザーが登場して以来、PCケースの中でもmini-ITXケースはヒットしやすいジャンルとなっている。その半面、「無難なモデルが多いのが現状。多少高価になっても、ひとひねり加えたモデルが出ると、新たなニーズが生まれると思うんですけどね」(某ショップ)と語られることもあった。しかし、そんなイメージは2008年のうちに消し飛びそうだ。

 12月12日にabeeのタワーケース「AS Enclosure 550DT」が複数のショップに入荷した。価格は4万円弱で在庫は少数。

 AS Enclosure 550DTは内部が上下2部屋に分かれており、下段にATXマザー、上段にmini-ITXマザーを搭載できるのが特徴だ。ATX電源の設置スペ―スは、下段底部と上部に用意され、1マシン構成時には上部、2マシン構成なら下部と選択できるようになっている。上部の部屋は5インチベイが3基あり、下部と独立したドライブ類を搭載可能。また、上下の部屋のあいだにあるスリットにケーブルを通せるため、2マシンでドライブベイの配置を自在に設定できる。下段の5インチベイは2基で、3.5インチシャドウベイを7基備えている。電源は非搭載だ。

 入荷したクレバリー1号店は「mini-ITXマザーでサブマシンを組むにも、新しく場所をとる箱を置きたくない。そんな人に最適ですね。また、1台のマシンで使う場合は2世帯住宅を1世帯で使うようなものなので、上部に水冷キットのポンプを置くなど、自由な設計が可能です。デザインも文句ありませんし、これは売れるでしょう。安ければ、もっと……」と語っていた。

背面には電源ユニットを留めるスペースが2つ用意されている(写真=左)。上部はコの字にパネルを開くキューブ型ケースに似た構造を採用。下部は独立しており、左側面だけ開くことができる(写真=中央)。内部の構造。上下の部屋はしきい壁のホールを使って、ケーブルを行き来させることができる(写真=右)

 さらにもう1台、魅力的なmini-ITXケースが登場している。透明アクリルパネルを使ったサンビームの「ACRYLIC mini-ITX」で、通常の透明タイプと、ブラックライトで光るブルータイプをラインアップしている。価格はそれぞれ1万3000円前後。在庫は潤沢だ。筐体のサイズは204(幅)×310(奥行き)×172(高さ)ミリで、5インチドライブ、3.5インチドライブを1基ずつ搭載できる。フロントには6センチファンが2基あり、定格150ワットの電源ユニットを付属している。

 ソフマップ秋葉原本館は「正直、透明ケースの売れ行きはイマイチなのですが、ACRYLIC mini-ITXはヒットの予感がします。サブマシンだからこそ、いろいろ遊んでみたいという人は結構いるでしょうし、コンパクトだから、ちょっとした光モノを加えるだけで効果的にデコレーションできますからね。ケース1つで自作の楽しさが広がるという好例です」と絶賛していた。

サンビーム「ACRYLIC mini-ITX」。前後面のほか、左右側面にも数本のスリットが入っており、空調に考慮した設計となっている

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