1月末は新機能や新製品を予感させるマザーボードが複数登場したのも見逃せない。まずは、フェイス本店に入荷した「X58 SuperComputer」だ。価格は3万2970円で、メーカーはノーブランド扱いながらASRockの表示が読み取れる。Intel X58 Expressを搭載したATXマザーで、PCI Express x16スロットを4基搭載する。最大の特徴は、USB 2.0とeSATAを利用できる「Power eSATA/USB」を搭載し、eSATAとしても電源供給が可能な点だ。
フェイス本店は「これまでのeSATAは電源供給源を別にそろえる必要がありました。これならUSB機器と同じようにバスパワーだけで使えるので便利です。ただし、対応機器のリストがないので、現状ではどれだけ実用的なのか判断できません。今後、対応アイテムが増えるといいですね」と話していた。
また、ASUSTeKはSocket AM3タイプのCPUが搭載できるAMD系マザーボード2モデル「M4A79 Deluxe」「M4A78 PRO」を発売した。M4A79 Deluxeは2万円から2万2000円、M4A78 PROは1万3000円弱で出回っている。在庫は潤沢だ。
M4A79 DeluxeはAMD 790FXを搭載するATXマザーで、PCI Express x16スロット2基やDDR2対応のメモリスロットを4基備える。M4A78 PROはAMD 780Gを搭載するATXマザーで、PCI Express x16スロットを1基、DDR2スロット4基を備える。
どちらも従来どおりのSocket AM2/AM2+CPUに対応するほか、Socket AM3タイプのPhenom IIや、未発表の「Athlon X4/X3/X2」を搭載できるのが特徴だ。TSUKUMO eX.は「まもなくAM3対応のCPUが登場する前兆ともいえそうですね。有名メーカーのASUSTeKだけあって、先行して購入する人も多そうです。とりあえずは既存のCPUも搭載できるので、有効活用もできますし」と語る。
なお、同様にSocket AM3対応をうたう他メーカーのマザーボードをすでに入荷したというショップもあった。某ショップは「早ければ2月中旬にAM3対応CPUが続々と登場すると思います。マザーボード側がDDR3にどれだけ早く対応するのかが注目ポイントですね」と話していた。
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