PC USER Pro
レビュー
» 2010年02月02日 11時00分 公開

直販モデルは10万9800円から:見た目も中身もフルモデルチェンジした、WiMAX内蔵モバイルノート──「VAIO S」 (2/3)

[富永ジュン(撮影:矢野渉),ITmedia]

キーボードは19ミリピッチ、操作性は上々

 キーボードは、フルサイズのアイソレーションキーボードを採用する。約2ミリと、モバイルPCではまずまずのストロークを確保したキーはソフトなクリック感があり、筆者のように軽いタッチでタイプする場合は手にかかる負担が少なく、心地がいい。

photophoto アイソレーションタイプのキーボード、シボ加工を施したパームレストを採用する。タッチパッドのサイズは81(横)×45(縦)ミリで、左右クリックボタンの間に指紋センサーも搭載する

 ただ、キーボードの中央部付近に軽いたわみがあり、キーを押した時の底つき感が若干乏しいとも感じるため、打ちやすさを特に重視する人は購入前に店頭で実際のキータッチを体験してみることを勧める。なお、VAIOオーナーメードモデルは英語配列のキーボードも選択可能だ。

 このほか、カーソルキーがほかのキーから一段下がっていない上、キーピッチがほかのキーの3分の2程度と小さくなるため、若干の慣れを要する。さらに「↑」キーのすぐ左にShiftキー、右にFnキーが接した状態で配置するので、ミスタイプを誘発しやすいのが気になった。カーソルキーは使用頻度が高いキーなので、モバイルノートPCとはいえA4サイズほどのゆとりがあるボディなので、これらはやはり独立したレイアウトであることが望ましい。

 パームレストは、ブラックカラーながらも全面にシボ加工が施され、皮脂や指紋の付着が目立たない。さらりとした触感なので汗をかく季節でも快適だろう。

 タッチパッド、マウスボタンはともに大きく、ボタンのクリック感もしっかりしている。タッチパッドは複数の指で操作するマルチフィンガージェスチャーに対応し、垂直/水平スクロールや円を描いてスクロールさせるChiralMotion、つまみズーム、フリックスクロールなどの機能が初期状態で有効になっており、トラックボールのような素早いカーソル移動を可能とするMomentumやエッジモーションといった豊富な機能も設定可能だ。

photophoto 本体裏面にSO-DIMMスロット2基とHDDベイがある。VPCS119FJ/Bは4Gバイトのメインメモリ(PC3-8500対応、2Gバイト×2)を搭載し、500Gバイトの2.5インチHDDを実装する。評価機のHDDは東芝製「MK5065GSX」を搭載していた(※内部で使用されている部品などは編集部が使用した製品のものであり、すべての個体にあてはまるものではありません)

 店頭モデル VPCS119FJ/Bの基本仕様は、前述の通りCalpellaプラットフォームを導入し、Intel Turbo Boost Technology(以下、TBT)非対応のCore i3-330M(2.13GHz)とIntel HM55 Expressチップセットという組み合わせになっている。メインメモリは4Gバイト(PC3-8500対応、2Gバイト×2)、ストレージは500GバイトのHDD(Serial ATA)、DVDスーパーマルチドライブを内蔵し、CPU統合のグラフィックス機能を利用する。

 通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n対応の無線LANとモバイルWiMAX(Intel Centrino Advanced-N+WiMAX 6250)に加え、Bluetooth 2.1+EDRやギガビットLANに標準で対応する。このほか、USB 2.0×3、HDMI出力、31万画素のWebカメラ、FeliCaポート、指紋センサー、IEEE1394などのインタフェースを搭載し、OSに64ビット版Windows 7 Home Premiumをプリインストールする。

 VAIOオーナーメードモデルと法人向けカスタマイズモデルのWindows 7搭載モデルは、よりパフォーマンスを追求した構成で注文が可能だ。CPUやメインメモリ容量、ストレージ容量、外部GPU、光学ドライブ、プリインストールOSなど、豊富なカスタマイズメニューを用意する。

 主な選択肢はCPUはCore i7-620M(2.66GHz)/Core i5-540M(2.53GHz)/Core i5-430M(2.26GHz)/Core i3-330M(2.13GHz)、メモリは8Gバイト(4Gバイト×2)/6Gバイト(4Gバイト+2Gバイト)/4Gバイト(2Gバイト×2)/2Gバイト(2Gバイト×1)、ストレージは512G/256G/128GバイトのSSDや最大640GバイトのHDD(7200rpm)など、光学ドライブはBlu-ray DiscドライブかDVDスーパーマルチドライブ、グラフィックス機能はCPU統合以外に、映像をなめらかに表示するソニー独自の高画質エンジン技術「Motion Reality HD」を利用できる外部GPUのNVIDIA GeForce 310Mを選択できるようになっている。

 そして、選択可能なOSは64ビット版Windows 7 Ultimate/Professional/Home Premiumの3種類だ。法人向けカスタマイズモデルについてはWindows 7 Professionalのダウングレード権を利用したWindows XP Professionalプリインストールメニューも用意する。

photophotophoto デバイスマネージャ画面の一部
photophotophoto CPU-Z 1.53.1、GPU-Z 0.3.8で表示したCPU、メモリ、グラフィックス機能の詳細
Sony Style(ソニースタイル) Sony Style(ソニースタイル)

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