ここは福岡。天神から地下鉄に乗り、4駅ほど西に向かうと、“西新”という街に着く。
この街は非常に生活感にあふれるエリアだ。平日の西新中央商店街には、名物“リヤカー部隊”がずらりと並び、気のいいおばちゃんたちが新鮮な農作物などを販売している。毎年秋には、隣接する中西通り商店街や高取商店街と合同で「勝鷹夢まつり」というイベントが行われ、かなりの賑わいを見せたりもする。
そして、文教地区でもある。高校や大学があちこちにあるため、学生の姿も非常に多い。さらに海の方へ行った「シーサイドももち」という地区は、福岡タワーをはじめとする観光スポットがあるほか、ビジネスエリアには大手企業のビルが林立しており、(ソフトウェア関連の企業が多いためか)インド系をはじめとする外国人の姿も多く見られる(蛇足だが、このためか福岡市内にはインド料理店が思いのほか多い気がする)。
さて……ぶらり歩きも、何のあてもなくただ歩くのではくたびれてしまうだけ。とはいえ、ガイドブックを片手に歩くのは“いかにも観光してます”風だし、荷物が増えてしまうのも個人的にはあまり気が進まない。そこで役に立つのが「VAIO P」のGPS機能である。
VAIO PのワイヤレスWAN内蔵モデルはGPSレシーバー機能も備わっており、GPSナビゲーション機能を利用できる「プロアトラスSV5」という地図ソフトがプリインストールされている。
プロアトラスSV5は、歩いた場所を自動で記録し、地図上に軌跡を残してくれる“お散歩ログ”的な機能が特に楽しく遊べるだろう。屋外(上空が開けている場所)であれば精度はかなり高く、あちこち歩き回って写真を撮影した時など、どこで撮影したか──といったことを帰宅してから地図と照らし合わせて確認するシーンなどにも便利だ。もちろん、今いる場所から目的地までのルート検索+ナビゲーション機能など、地図ソフトそのものの機能もかなり充実している。
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