8万円切りの3波チューナー付き液晶一体型PC――「HP All-in-One PC200」を試す:しかも液晶はフルHD(1/3 ページ)

» 2010年06月16日 11時15分 公開
[林利明(撮影:矢野渉),ITmedia]

3波デジタル放送に対応したフルHD液晶一体型PCが意外な安さ

「HP All-in-One PC200」

 日本ヒューレット・パッカードの「HP All-in-One PC200」シリーズは、21.5型フルHD液晶ディスプレイ一体型のデスクトップPCだ。省スペースボディに地上/BS/110度CSの3波デジタルテレビチューナーを内蔵しながら、同社直販サイト「HP Directplus」での価格は、7万9800円からと安い(2010年6月16日現在)。

 量販店向けの店頭モデルも用意しており、こちらの実売価格は10万円前後だ。直販モデルと店頭モデルの主な違いは基本スペックで、店頭モデルのほうが少し高性能なパーツ構成となっている。ここでは、直販モデルの「5020jp」を取り上げよう。

 光沢ブラックを基調としたボディは、サイズが545.5(幅)×220.09(奥行き)×428.56(高さ)ミリ、重量が約8.25キロにまとまっている。液晶一体型だけあって、同じ画面サイズ(21.5型ワイド)の液晶ディスプレイ単体とほぼ変わらない設置スペースだ。ボディデザインはシンプルで、奥行きが短く、設置時の圧迫感はない。スタンドはチルトとスイベルの調整が可能だ。

背面のデザインもブラックで統一されている。大きくhpのロゴをあしらっているのが目立つ
スタンドはチルト調整とスイベル調整に対応しており、画面の角度を柔軟に変えられる

エントリークラスのPCとして必要十分なスペック

 CPUはデュアルコアのPentium E5400(2.7GHz/2次キャッシュ2Mバイト/FSB 800MHz)、メモリは2Gバイト(1GバイトSO-DIMM×2、スロットの空きなし)、HDDは500Gバイト(Serial ATA/7200rpm)、光学ドライブはLightScribe対応のDVDスーパーマルチドライブを採用する。評価機のHDDはWestern Digitalの「WD5000AAKS-65V0A0」、光学ドライブは「hp DVD A DS8A4LH」だった。標準搭載するメモリの規格はPC3-10600(1333MHz)だが、マザーボードの仕様上、800MHzで動作する。

 チップセットはIntel G45S Expressで、グラフィックス機能はチップセット内蔵のIntel GMA X4500HDを用いる。グラフィックスメモリはメインメモリと共有で最大768Mバイトを確保し、当然ながらグラフィックスカードの増設などは行えない。

 ネットワーク機能は1000BASE-Tの有線LANと、IEEE802.11b/g/nの無線LANを搭載している。インタフェース類は、合計7基のUSB 2.0をはじめ、カードスロット(SDHC対応SDメモリーカード/MMC/メモリースティックPRO/xDピクチャーカード用)、音声入出力などを備える一方、eSATAやUSB 3.0といった高速なポートは用意しない。液晶ディスプレイの上部には解像度640×480ドットのWebカメラとモノラルマイク、下部には出力2ワット+2ワットのステレオスピーカーを内蔵している。

背面には、電源端子、有線LAN、USB 2.0×5、ライン出力、デジタル放送のアンテナ入力×2が配置されている
手を伸ばしやすい左側面には、USB 2.0×2、カードスロット(SDHC対応SDメモリーカード/MMC/メモリースティックPRO/xDピクチャーカード用)、マイク入力、ヘッドフォン出力が並ぶ
右側面には、DVDスーパーマルチドライブ、液晶ディスプレイの輝度調整ボタン、HDDのアクセスLEDが配置されている。HDDのアクセスLEDは、本体の正面からは見えない仕様だ

背面のカバーを取り外すと、2基のSO-DIMMスロットや3.5インチHDDベイにアクセスできる。B-CASカードスロットも背面にある
本体に電源は内蔵しておらず、付属のACアダプタを接続して使う

 OSは32ビット版Windows 7 Home Premiumをプリインストールする。付属ソフトは映像/音声の再生/編集用の「HP MediaSmart」、DVD書き込みやレーベル印刷用の「CyberLink DVD Suite」(Power 2 Go、Power Director、Label Printを含む)、セキュリティ対策ソフトの「Norton Internet Security 2010」60日版など、最小限の構成だ。オフィススイートは付属していない。

 全体的にかなりエントリークラスの構成とはいえ、価格を考えれば妥当だろう。これくらいのスペックでも、デジタル放送の視聴や録画は問題なくこなせるので心配は無用だ。直販サイトでは購入時のカスタマイズメニューも用意されているが、基本的なパーツ構成やプリインストールOSは固定されており、外付けHDDの追加や、サポートメニューの変更にとどまる。

5020jpのデバイスマネージャ画面

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