タブレット端末やプロジェクター内蔵ビデオカメラも登場――BenQが「GLOBAL DISTRIBUTORS' MEETING 2010」を開催:“世界初”がいっぱい(3/4 ページ)

» 2010年09月01日 12時30分 公開
[後藤治,ITmedia]

世界初のVA LEDディスプレイが近日登場

世界で初めてVA LEDパネルを採用した24型フルHD液晶「VW2420H」。高コントラストが特徴だ

 BenQの主力製品は、AU Optronicsからパネルの供給を受けている液晶テレビと液晶ディスプレイだ。AU Optronicsは、2010年Q2に18.5型から65型までのサイズでLEDバックライトパネルのフルラインアップをそろえ、BenQもこれにあわせてディスプレイを展開してきた。そして2010年Q3以降、24型ワイドクラスでVA(Virtical Alignment)方式のパネルを採用したLEDバックライト液晶ディスプレイ「VW2420H」が世界で初めて登場する。

 同社がこれまで注力してきたLED液晶は、省電力かつ省スペース性で有利な半面、TN(Twisted Nematic)方式のパネルを採用するために、色表現や視野角の面でIPS(In-Place-Switching)パネルに劣るという問題があった。一方、今回VA方式でLED液晶を実現したことにより、TNパネルに比べ高コントラストかつ広視野角で、IPSパネルよりも安価な製品展開が可能になる。

 VW2420Hの主な仕様は、24型ワイド(1920×1080ドット)の液晶ディスプレイを搭載し、輝度が250カンデラ、視野角が上下/左右ともに178度、応答速度は25ms(Gray to Grayで8ms)となっている。また、VAパネルを採用しているため、コントラスト比は3000:1(Dynamic Contrastで20万:1)と非常に高く、展示会場で眺めた映像もTNパネルに比べて黒が深く、メリハリのきいた表示になっていた。映像入力はアナログRGB、DVI-D、HDMI(1.3)。なお、曲線を取り入れた背面や円形の台座などを採用する本体デザインは、iF(International Forum)でデザインアワードを受賞したVシリーズスリムモニターを踏襲しているようだ。

 なお、日本国内では9月に発売される予定。価格は3万円前後になる見込みだ。

AU Optronicsは18.5型から65型までのすべてのサイズでLEDバックライト液晶を用意している。また、立体視対応ディスプレイにも取り組んでおり、アクティブシャッター方式、偏光板方式、視差バリア方式でそれぞれ開発を行っている(写真=左)。偏光板方式の立体視対応ディスプレイ。3Dで見える視野角はかなり狭い(写真=中央)。こちらはNVIDIAの3D Visionに対応した120Hz駆動のディスプレイ。ゲーミング用途として投入される。ただし展示されていたモデルのパネルはAU Optronics製ではないようだった(写真=右)

大型パネルを採用する液晶テレビでもバックライトの主流はLEDだ。左がLEDバックライトを採用した42型液晶テレビ「LED TV XT42」。バックライトにCCFLを採用するこれまでの液晶テレビに比べて消費電力を25%程度削減できる。また、水銀を使用しないため、環境に与えるインパクトが少ないという側面もある(写真=左)。テレビでも3Dが注目されている。65型サイズで裸眼立体視に対応した製品(写真=中央)や、偏光方式の大型テレビ(写真=右)が展示されていた

スリムモニターの参考展示も行っていた。実測したところ、最薄部の厚さは約6ミリだった(写真=左/中央)。こちらはAdobe RGBカバー率の高いハイエンドの製品

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