「最大パフォーマンスのタブレット端末を目指した」――LuvPad製品説明会:Tegra 250+Android 2.2

» 2010年11月12日 17時30分 公開
[ITmedia]
LuvPad AD100

 マウスコンピューターは11月11日、10.1型のタブレット端末「LuvPad AD100」の製品説明会を実施した。LuvPad AD100は、CPUにNVIDIAの「Tegra 250」(1GHz)を採用するAndroid 2.2搭載スレート端末。Tegra 2とAndroidの組み合わせでは、東芝の“クラウドブック”こと「dynabook AZ」などで採用例があるが、国内市場に投入されたスレート端末では今回が初めてになる。

 製品担当者の金子氏は、「2008年以降、Netbookの登場で拡大した市場も2010年に縮小傾向に転じているが、その代わりとなるモバイルデバイスを検討した結果、新しいスレート端末に需要の可能性を感じた」と、LuvPad AD100を投入した背景を説明。また、他社製品との差別化として「最大パフォーマンスのタブレット端末の実現」をめざし、GPU性能が高く低消費電力なTegra 2と、Flashに対応するAndroid 2.2の組み合わせを採用したと語る。

 実際、ニコニコ動画の映像をmini HDMIで大型ディスプレイに出力(クローン表示)した製品デモでは、フルスクリーンで極端に弾幕が厚い(多重コメント投稿)状態でもスムーズに映像を再生しており、Flash再生能力の高さを披露した。また、内蔵フラッシュストレージも、OS起動用に512Mバイト、データ用に8Gバイトを用意し、OS起動用にはSLC(Single Level Cell)を用いることで高速起動を実現したという。広く一般層に向けたiPadやGALAXY Tabと競合するのではなく、高いパフォーマンスを前面に押し出し、アーリーアダプタ層に訴求していく構えだ。

Mini HDMI出力を搭載。ニコニコ動画のコンテンツを表示し、嵐のような字幕が出てもスムーズに再生できる様子をデモした。加速度センサーを内蔵しており、本体の傾きに応じて画面が回転するほか、HDMI経由でクローン表示した画面も同様に回転する

 LuvPad AD100は、静電容量式のマルチタッチに対応した10.1型ワイド(1024×600ドット)液晶ディスプレイを搭載し、8Gバイトのストレージ領域を持つほか、SDHC対応(最大32Gバイト)のMicro SDスロットを備える。バッテリー駆動時間は動画の連続再生時で約8.5時間。加速度センサーと照度センサーを内蔵し、本体に傾きに応じた画面の回転や、環境光に応じてバックライトの明るさを自動調整する機能も持つ。インタフェースは、USB 2.0(mini B)×1、mini HDMI×1、ネットワーク機能として、IEEE802.11 b/g対応の無線LANとBluetooth V2.1+EDRをサポートする。本体サイズは、169(幅)×260(奥行き)×13.9(高さ)ミリ、重量は約750グラムだ。日本語入力アプリとして「Simeji」がプリインストールされている。ちなみに、現段階ではAndroidマーケットを利用できず、アプリケーションのインストールには、同社が用意したサポートページ、もしくはCamangi Marketなどを利用する必要がある。

1024×600ドット表示に対応した10.1型マルチタッチ液晶を搭載。照度センサーを内蔵し、環境光に応じて画面の明るさが自動的に調整される(画面=左)。iPadと大きさを比較(写真=中央)。Bluetoothキーボードも利用できる(写真=右)

側面にmini HDMIとUSB 2.0、ヘッドフォン、上面にボリューム調節と電源ボタンが並ぶ(写真=左/中央)。スペック表(写真=右)

 LuvPad AD100は、11月19日より出荷が開始される初回入荷分の販売をすでに終了しており、現在は次回入荷を待っている状態。金子氏は「今回の発表で、法人・個人を問わず想定をはるかに超える問い合わせを頂いており、次回の入荷時期について言えないのが心苦しいが、できる限り対処していきたい。今後の動向次第では最適なサイズのラインアップも用意していく」と語っており、7型や8.9型の開発・投入も検討段階に入っているようだ。なお、Android 2.3、もしくはそれ以降の対応については、「新バージョンの要件次第なので明確なことはいえないが、LuvPadはもともと今最も高速な製品というコンセプトで開発している。順次アップグレードできるようにしていきたい」とコメントしている。

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