Samsung電子製のドコモ スマートフォン「GALAXY Tab(SC-01C)」は、インターネットを利用するのに最適な大画面を、薄型軽量の持ちやすいボディにおさめている。外観と機能的な特徴を見ていこう。なお、今回撮影した本機は開発中のもので、最終的な製品版とは異なる場合があることをご了承いただきたい。
ボディサイズは約121(幅)×191(高さ)×12.1(厚さ)ミリ。重さは約382グラム。189.7(幅)×242.8(高さ)×13.4(厚さ)ミリ、730グラムの「iPad」(3G+Wi-Fiモデル)と比べると、GALAXY Tabは片手でも違和感なく使える仕上がりになっている。
本体正面には物理キーはなく、メニューキー、ホームキー、バックキー、検索キーはタッチセンサーとなっている。ディスプレイは600×1024ピクセル表示の約7インチTFT液晶を搭載。表示色数は約1677万色で、いわゆる“True Color”表示が可能で、特に写真や動画をより深い色味で楽める。約130万画素のインカメラも用意されており、自分撮りも可能だ。ただしテレビ電話には対応していない。
背面にはGALAXY Tab、ドコモ、Samsungのロゴと、約320万画素のアウトカメラ、撮影時に用いるLEDライトが配されている。
デジタルカメラ機能に関しては、展示されている端末のソフトウェアでは、静止画の撮影解像度は設定できたものの、動画の撮影解像度設定は720×480ピクセル固定となっており、それ以外に設定することはできなかった。
バッテリーは4000mAhの大容量のものを搭載しているが、裏面のカバーは外れない作りになっており、交換が必要になった場合はドコモショップなどに持ち込んでの対応となる予定だ。
裏面部が外れないということで気になるのが「技術適合(技適)マーク」の位置。本機では、技術適合は“電磁的方法”により記録されており、設定メニューから項目をたどると見られる。
GALAXY Tabはタブレット端末では珍しく、音声通話をサポートしており、本体の左側面にあるマイクからハンズフリー通話が可能だ。Bluetoothヘッドセットを使った通話、本体上部のイヤフォンマイク端子にイヤフォンマイクを接続して通話することもできる。
本体右側面には、FOMAカードスロット、microSDスロット、音量調節ボタン、電源ボタンが配置されている。構造上、FOMAカードを電源が入ったまま抜き差しできるが、その場合は「自動的に再起動する」(説明員)とのこと。
本体下部には外部接続端子があり、本体バッテリーの充電や周辺機器の接続などに用いる。発表会場のGALAXY TabはSamsung純正のクレードルに設置されていたが、「現時点でこのクレードルを販売するかどうかは未定。販売するとしても、ロゴなどは変わるかもしれない」(説明員)とのこと。また、参考出展として、海外で実際にオプション品として販売されているキーボードドックが展示されていたが、こちらも、「日本で販売するかどうかは未定」(説明員)。
GALAXY TabのOSはAndroid 2.2で、Flash 10.1をサポートしている。そのため、読み込み容量の上限に達しない限り、ブラウザ上でFlashコンテンツをほぼすべて利用できる。また、HDMIケーブル経由で、ほかの機器に画面を出力することも可能だ。
文字入力システムは、キーボードをなぞって入力するSwypeを搭載しているが、残念ながら日本語入力には現時点では対応していない。日本語入力は「Samsung日本語キーボード」(iWnn for Samsung)を利用することになる。フリック入力にも対応している。
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