「LuvPad」徹底検証――高性能Androidタブレットの実力触って分かった(2/3 ページ)

» 2010年11月22日 14時11分 公開
[後藤治,ITmedia]

動画で使用感をリポート(2)――動画再生

 次に動画再生時の様子をリポートしていこう。まずはじめは、マイクロソフトがHD動画再生のデモ用に公開している高精細コンテンツ ショーケースから、「The Magic of Flight(IMAX)」(720p/WMV/6Mbps/24fps)を試した。動画を見れば分かるようにまったく問題なく再生できている。LuvPadの画面解像度は1024×600ドットだが、最大1080pに対応したmini HDMI出力を備えているので、自宅や出先の大画面ディスプレイにつなぐポータブルプレーヤーとしても利用できるだろう。



 一方、Flashコンテンツの再生だが、残念ながら現状ではTegra 2に最適化されたFlash 10.1が提供されていないため、YouTubeなどの視聴ができない。同社によれば2011年1月ごろに提供できる見込みだとしているものの、iOSに対するアドバンテージとしてFlashのサポートを考えると、この点はかなり痛い。NVIDIA側のチューニングやAdobeとのライセンスの問題など、マウスコンピューターだけでは解決できない問題も多くあると思われるが、早急に対応してほしいところだ。

 なお、ここでは開発中のβ版を使って、実際にYouTubeやニコニコ動画を再生したらどうなるのかを試したが、出荷時のLuvPadにはFlash Player 10.1はインストールされていないので注意してほしい。また、製品発表会でデモが行われたBluetoothキーボードへの対応も年明けになるとのことだった。




動画で使用感をリポート(3)――電子書籍端末

Aldiko for Android

 普段iPadを使っている筆者だが、10型クラスのタブレット端末を電子書籍リーダーとして使うのはかなり苦しい印象がある。iPadの重量は無線モデルで約680グラム、LuvPadは約750グラムあり、リビングルームで写真や動画を眺めるのならともかく、電車の中で立ったまま本体を片手で持ち、文字だけのページを目で追う、というのは何かの苦行のようだ。

 とはいうものの、ここではEPUBをサポートする電子書籍リーダー「Aldiko」をインストールして、実際にどんな操作感になるか試してみた。Aldikoは数千のフリー書籍をアプリ内からワンクリックでダウンロードできる。特に古典好きにオススメしたいアプリだ(ちなみに動画サンプルは「カーマ・スートラ」になっているが、Free Public Domain Booksの最も人気の書籍に挙がっていただけであり、個人的な趣味とは何の関係もないことを付け加えておく)。

 ページの切り替えや移動はスムーズで、横書きの欧文は縦位置表示と相性がよく、LuvPadをひざに載せて読書する、という使い方なら悪くないかもしれない。


 一方、日本語の電子書籍も試してみた。青空文庫がEPUBで配布している書籍は、Aldikoに読み込むと当然ながら縦書きやルビの処理で表示が崩れてしまうため、ここでは縦書き対応の「青空文庫ビューア」を使用している。

 動画を見れば分かるように、アスペクト比16:9のLuvPadを縦位置にすると、行頭と行末の距離がひどく長いため、視線移動のストレスが大きい。縦書きの文章を読むのなら横位置だが、いずれにせよ、この手の用途では5型のStreakくらいの大きさでないと持つのにちょっとつらい印象だ。


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