ビジネスを加速する「ThinkPad X1」試して分かった「X1」の実力(2/2 ページ)

» 2011年08月02日 10時00分 公開
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従来の特徴を受け継ぐ、まったく新しいThinkPad

 以上、ThinkPad X1はビジネスユースに求められる信頼性や堅牢性といった、これまでのThinkPadシリーズが培ってきたアイデンティティをきちんと受け継いでいることが分かるだろう。しかしその一方で、デザインの方向性は大きく転身したようだ。

 ざっと触れると、冒頭で紹介した厚さ16.5ミリの薄型ボディをはじめ、キズに強いゴリラガラスを採用した光沢ディスプレイや、暗いところでも容易にタイピングができる6段配列のバックライト付きキーボードなどは、ThinkPadシリーズというよりもThinkPad Edgeシリーズの印象に近い。

 また、社内のビデオ会議に便利なWebカメラを備える一方で、ビデオ出力としてMiniDisplay PortとHDMIを、音質向上技術としてDolby Home Theaterを搭載するなど、ただの仕事向けマシンというだけにとどまらず、オフタイムでも活用できるエンターテイメント向けの機能を持っているのも目を引く。

ThinkPad Edgeに採用されている6段配列のキーボードを搭載。暗いところでもタイピングできるようにキーボードバックライトがついている(写真=左)。液晶ディスプレイにはキズに強いゴリラガラスを採用。内光反射を抑えているためコントラストが高く、写真を表示した際の見栄えもいい(写真=右)

 このように、これまで仕事用マシンとして長くThinkPadシリーズを使ってきた筆者にとっては、X1の方向性に少々違和感もある。X60に代わる“仕事道具”として本当にX1を頼ってもいいのか、実際に使ってみた感想を次の章でまとめていこう。

試して分かった「X1」の実力

 ThinkPad X1を借りて、旧マシン(X60)の代わりに1週間ほど使ってみたのだが、まず驚かされたのはその性能だ。システムアーキテクチャで数世代の隔たりがあるのだから当然なのだが、最新のSandy Bridgeを採用するX1なら、画像編集はもちろん、動画編集もサクサクとこなせる。取材会場で動画を撮影し、その場で記事に入れ込むこともできそうだと思うくらいに快適だった。

 一方、これまで筆者は7段配列のキーボードに慣れきっていたために、X1で採用されたアイランドタイプの6段配列キーボードはやや不安だったが、実際に使ってみるとすぐに慣れることができた。キートップの形状が凹型にわん曲しており、指を自然に吸い付けてくれる感触で、X60に比べてキーピッチも広く打ちやすい(むしろ、X1の試用を終えてX60に戻るときのほうが大変だった)。ただ、タイピング音はやや大きいようで、深夜の静かな部屋で原稿を書いていると少し音が気になる部分はあった。

 さらに欲をいえば、液晶ディスプレイについても、もう一回り画面解像度の広い選択肢を用意してほしかったと思う。また、1スピンドル機であれば、12.1型や11.6型といったさらにモバイル性能に特化したモデルの登場も期待したいところだ。

 前述したバッテリー動作と高速起動についても触れておこう。使い始めはX1の動作時間が読めないこともあって、できるだけバッテリーを消費しないように、移動時は電源をオフにした状態で持ち運んでいたのだが、高速化技術のLenovo RapidBoot Technologyのおかげか、起動でそれほど待たされる印象もなかった。もちろん、スタンバイからの復帰は一瞬で、ディスプレイを開けば即座に利用可能な状態になる。何度か地下鉄のホットスポットでメールチェックをしてみたが、次の電車が来るまでの短い時間でも十分に対応できる。また、朝から夜まで取材が連続している日でも、取材の合間にWiFiと電源が利用できるマクドナルドで休憩を取っていたら、バッテリー残量が40%を切ることはなかった。常に携帯して使うモバイルノートPCとして、この機動力は大きな魅力だろう。

 なお、大事な“借り物”をぞんざいに扱ったりはしなかったので、残念ながら(幸運にも?)X1の堅牢性が発揮される場面はなかったものの、1度だけ首から下げた社員証(デスクのカギとUSBメモリがぶらさがっている)が、液晶ディスプレイに勢いよくぶつかったことがあった。ガチンとかなり大きな音がしたのだが、前面にはめ込まれたゴリラガラスにはキズ1つつかず、ほっと胸をなで下ろしている。X1が発表されたときにもドライバーをガラスに突き立てるデモが行われていたが、洗練された外観とは裏腹にThinkPadらしい頑丈さも兼ね備えており、従来からのThinkPadユーザーとしては好感が持てる。

地下鉄のホットスポットでWebサイトをチェック。即座にスタンバイから復帰するのが便利(写真=左)。取材の合間にマクドナルドで充電。ほんの少し休憩している間にバッテリーを回復してくれるので、終日取材が連続していてもバッテリー残量を気にしなくて済む(写真=右)


 ThinkPad X1は、そのスタイリッシュな薄型ボディに、高性能なシステムを詰め込んだだけでなく、ビジネスマシンに求められる堅牢性と信頼性、モバイルPCとしての使い勝手を備えた魅力的なマシンに仕上がっている。筆者のように仕事で使うノートPCの新調を検討しているのなら、X1を候補に挙げてみてはいかがだろうか。この新しいThinkPadが「スマートでスリムな心強い“相棒”になるのでは」と思ったのは、筆者だけではないはずだ。

 なお、現在レノボ・ジャパンでは、ThinkPadを愛用するビジネスリーダーのインタビューや、大和研究所のエンジニアによるThinkPadの開発秘話などを紹介する「Lenovo Biz Portal」のリニューアルを記念して、同Webサイトから見積りを依頼したユーザーに「レノボオリジナルQUOカード」(500円分)をプレゼントする期間限定キャンペーンを実施している。

 ビジネスマシンとしてのThinkPad X1に興味を持った人は、下のバナーから「Lenovo Biz Portal」を訪れてみよう。

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提供:レノボ・ジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年8月15日

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