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» 2012年12月25日 15時00分 公開

「プリペイドで4Gも使える」海外定額データ通信:海外プリペイドSIM導入マニュアル──「オーストラリア・メルボルン2012年」編 (2/3)

[山根康宏,ITmedia]

TelstaraのプリペイドLTEサービスを試す

 メルボルンではまずは携帯事業者のLTEサービスを試してみよう。Telstara、Optus両社ともプリペイドSIMカードとデータ端末のセットを販売しているが、Telstaraは利用期間が30日(残高追加で延長可能)のため利用できる無料データ分は少ないが、販売価格もその分安価。また、前回のシドニーではOptusの3Gサービスを試したこともあり、今回はTelstraを購入することにする。

photophoto SwanstonストリートとBoukeストリートの交差点にあるTelstraのフラグシップショップ(写真=左) 実は郵便局でも各社のプリペイド製品を扱っているが、混雑しているのが難点(写真=右)

 ちなみに、TelstaraもOptusもプリペイドSIMカードを購入すれば、W-CDMA(3G)とLTE(サービスエリア内の場合)を両方利用できる。だが一部のプランでは3Gのみの利用となるのはちょっと気を付けたい。例えばOptusの音声+データ対応プランで「1日AUD 2のデータ定額プラン」はLTEを利用できない。ノートPCからの利用を考える場合は、プリペイドSIMカードだけを買うならモバイルブロードバンドプランを選択しよう。もちろんルータやUSBモデムを購入すれば付属のプリペイドSIMはモバイルブロードバンドプランの料金になっている。

 さてメルボルン市内はそれほど広くはなく、徒歩でも繁華街間を移動するのも簡単なほど。市内でTelstraの店舗を探すなら、出発前にあらかじめGoogleマップなどでホテルそばのTelstraの店を調べておくとよい。シェア1位の事業者だけあり、店舗の数も他事業者よりも多いようだ。店内にはプリペイド商品も豊富に陳列されており、LTE対応のプリペイド製品ももちろん販売されている。利用開始にはユーザー登録が必要。自分でもPCなど経由で行えるが基本は購入時に店舗で行ってもらうほうがよい。パスポートとホテルの住所を伝えれば店頭で登録を代行してくれる。

 TelstraのプリペイドWi-FiルーターはZTE「MF91」だった。価格はAUD 169(約1万4800円)で、MF91と5Gバイト分の利用量が付属してくる。SIMカードはあらかじめ端末にセットされていたので改めて装着する必要はない。購入後15分ほどで利用できるようになるとのことだが、試しにすぐに電源を入れるとアンテナマークが表示され電波をつかんだのだが、データは流れてこない。約15分というのは登録・アクティベーションに必要な時間ということだろう。

photophoto 購入したZTE「MF91」。SSIDや認証キーは本体内部や付属の紙に記載してある。また、認証キーは本体ディスプレイにも表示される。購入後15分ほど待てば使えるようになる。ルーターなので接続は簡単。MF91は同時に5台の機器で通信できる

 さて、MF91はWi-Fiルータなので使い方は簡単だ。SSIDはバッテリーを外した内部に記載されているが、スマートフォンやPCで無線LAN電波を検索すればそれっぽい名前のものがあるだろうことなので、それでも分かるだろう。認証キーは端末のディスプレイに表示される。USBモデムよりは若干割高だが、ドライバのインストールも不要だし、手持ちのスマートフォンやタブレットなど無線LAN対応機器も一緒に使えるようになるので、複数台機器を所持する人や家族で共用したい場合はやはりルータ型が便利だ。

 一方USBモデムはAUD 99(約8700円)で、モデム本体と3Gバイト分利用可能なプリペイドSIMカードが付属する。製品はZTE「MF821」だ。こちらもSIMカードはあらかじめ端末内にセットされているので、パッケージから取り出してPCのUSBポートに差すだけ。差すとドライバや接続ソフトウェアをインストールが始まる、いわゆるゼロインストール対応だ。

photophoto LTEのUSBモデム、ZTE「MF821」。ノートPCに装着するとドライバ類のインストールが始まる“ゼロインストール”対応だ

 接続ソフトにて「Connect Now」ボタンを押せばLTE回線につながる。ちなみにルーターもUSBモデムも非LTEエリアでは3Gで接続するので、速度は若干遅くなるがかなり広いエリアで使えるだろう。

 利用状況の確認や残高の追加は、接続ソフトの左上側に並ぶ一番左のアイコン「My Account」より行う。これをクリックするとブラウザが起動し、管理サイト(www.myprepaid.telstra.com/mbb)にへ接続される。

 ルータの場合も同様。ルータ経由で使用するPCより上記サイトへアクセスするだけでよい。管理サイトの「My History」メニューで通信量の利用状況が、「My Balance」メニューでプリペイドSIMカードの残高が示される。

 最後に残高の追加は「Recharge」メニューから……と思ったが、ここで選べるのは「音声+データSIM用」の料金プランのみで、こちらのデータ通信料金は割高である。今回のデータ端末は料金体系の異なるモバイルブロードバンドプランなので、別のWebサイトを利用する必要があった。こちらは少し注意してほしい。

 改めてブロードバンドプラン用の残高追加サイト(www.telstra.com.au/internet)にて、

  1. 「Recharge Pre-Paid Mobile Broadband」を選択
  2. プリペイドSIMカードの電話番号を入力
  3. モバイルブロードバンド料金のプラン一覧より好みのものを選択
  4. クレジットカードで決済する

 で行える。Telstraの店舗でも残高を追加できるが、その際はあらかじめこのページを見ておいて希望のプランを店員に伝えるようにするとといいだろう。

プリペイドモバイルブロードバンドプラン追加料金
プラン 価格
通信量250Mバイトまで AUD 5(約440円)
通信量1Gバイトまで AUD 15(約1320円)
通信量15Gバイトまで AUD 60(約5300円)
有効期限は追加日から30日 日本円換算も含めて2012年12月末現在

photophoto USBモデムの接続ソフト。アカウント情報は左上アイコンの一番左から(画像=左) My Accountページ。電話番号が一番上に表示される(画像=右)
photophoto 「My History」から利用状況の確認も可能(画像=左) 「Recharge」よりプラン追加ができる、、のだが、このページでは音声+データプランの料金追加プランしか表示されない(画像=右)
photophoto 他のプランを選択するには、モバイルブロードバンドのWebサイトへ移動。右側にプリペイドリチャージ用のアイコンがある(画像=左) SIMカードの電話番号入力後、データ通信各プランの選択画面が表示される(画像=右)

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