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コダック、250枚の両面ADFとフラットベッドを搭載したA4ドキュメントスキャナ「Kodak i2900」カラー300dpiで毎分60枚/120面読み取り(1/2 ページ)

» 2013年04月17日 17時30分 公開
[前橋豪,ITmedia]

大容量で高速なシートフィードスキャナにフラットベッドを合体

 コダックは4月17日、ビジネス向けドキュメントスキャナの新製品として、A4対応モデル「Kodak i2900」とA3対応モデル「Kodak i3200」を発表した。いずれも同社のドキュメントスキャナ製品では、ミドルレンジに位置する。発売は2013年5月1日の予定、価格はKodak i2900が29万1900円、Kodak i3200が42万円(以下、すべて税込み)だ。対応OSはWindows XP/Vista/7/8、Ubuntu 10.04。

A4対応モデルの「Kodak i2900」

 Kodak i2900は、両面対応ADF搭載のA4シートフィードスキャナに、A4フラットベッドスキャナを統合したドキュメントスキャナだ。1日あたりの推奨スキャン枚数はADFが1万枚、フラットベッドが100枚とされており、大企業の部署単位、支店あるい中小企業での利用に向く。

 ADFは前面下部のエレベーター式トレイに最大250枚のA4用紙を給紙でき、スキャン後は天面のトレイに排紙される構造だ。原稿を曲げずにスキャンし、背面に排紙するストレートパスも備えており、厚紙や最大4.1メートルの長尺原稿にも対応する。前面の右側にはスキャン開始ボタンなど、4つの操作ボタンとバックライト付きのモノクロ液晶モニターが配置されている。

 天面の排紙トレイを持ち上げると、フラットベッドスキャナが現れ、書籍などのとじた紙文書を裁断せずに読み取れる。フラットベッドスキャナは原稿台の端までセンサーが読み取れる「ブックエッジ」機能を搭載。見開いた本の半分を原稿台に載せ、もう半分を前面に垂らした状態でも冊子のとじ部近くまでスキャンできる。

 スキャン速度は200dpi/300dpi、カラー/モノクロを問わず毎分60枚(両面合わせて120面)だ。センサーはデュアルCCD、光学解像度は600dpi、照明はデュアルLED、PCとの接続インタフェースはUSB 2.0を採用する。本体サイズは給紙トレイを閉じた状態で431.8(幅)×370.84(奥行き)×234.6(高さ)ミリ、重量は約15.8キロ。

排紙トレイを持ち上げると、フラットベッドスキャナの原稿台が現れる(写真=左)。「ブックエッジ」機能により、このような格好で書籍の1ページだけをスキャンしても、とじ部の近くまで読み取れる(写真=中央)。フラットベッドスキャナの原稿カバーは水平に持ち上がるため、原稿台に厚い書籍などを置いても、平均的な圧力がかかり原稿を平らな状態に保ちやすい。前面の右上にはシンプルな4つの操作ボタンと、バックライト内蔵のモノクロ液晶モニターを備えている(写真=右)

A3対応モデルの「Kodak i3200」

 Kodak i3200は、両面対応ADF搭載のA3ドキュメントスキャナだ。こちらはフラットベッドスキャナを内蔵していない。1日あたりの推奨スキャン枚数は1万5000枚とされており、A3対応が必須で大量の紙文書を電子化する業務に向く。

 i2900と同様、ADFは前面下部のエレベーター式トレイに最大250枚まで給紙でき、スキャン後は天面のトレイに排紙される。ストレートパスによる厚紙や長尺原稿への対応、4つの操作ボタンとバックライト付きのモノクロ液晶モニターも共通だ。

 スキャン速度は200dpi/300dpi、カラー/モノクロを問わず毎分50枚(両面合わせて100面)だ。センサーはデュアルCCD、光学解像度は600dpi、照明はデュアルLED、PCとの接続インタフェースはUSB 2.0を採用する。本体サイズは給紙トレイを閉じた状態で431.8(幅)×370.84(奥行き)×234.6(高さ)ミリ、重量は約15.8キロ。

紙送りのトラブル対策を強化

紙送りのトラブルを防ぐ「インテリジェント ドキュメント プロテクション」機能

 これら2モデルは紙送りのトラブルを防ぐため、超音波重送検知技術から拡張した「インテリジェント ドキュメント プロテクション」機能を新たに搭載した。複数枚の原稿が同時に送られてしまう場合だけでなく、スキャナ内部のほこりや、原稿に混在している破れやすい紙、折れている紙、ホチキスでとじられた紙を検知し、スキャン動作を自動で停止することが可能だ。

 スキャンデータの保存先をあらかじめ設定しておき、ボタン1つで設定通りの動作が行える「Smart Touch」機能も持つ。スキャンしたデータは特定フォルダ、Eメールの添付ファイル、任意のWebアプリケーション、SharePoint、Evernoteなどに出力可能だ。検索可能なPDFやマルチページTIFFでの出力にも対応している。

 書類の向きやサイズを自動検知し、原稿の状態に合わせて濃度を自動補正、スキャンイメージを結合するなどしてスキャンデータの高画質化を図る「Perfect Page」機能も搭載する。

 そのほか、購入時にはスキャンデータの管理/編集ソフトウェア「キャプチャ プロ ソフトウェア ライト」を追加することもできる。スキャンデータの編集やバッチ処理、バーコード読み取り、さまざまなフォーマットでの出力が可能だ(プロ版と異なり、OCRなどの機能制限がある)。同ソフトを付属した場合の価格は、i2900が31万2900円、i3200が47万2500円だ(ソフトの単品販売はなし)。

ボタン1つで、あらかじめ設定しておいた出力先にスキャンデータを送ることができる「Smart Touch」機能(写真=左)。原稿の向きやサイズ、濃度などを自動補正してスキャンする「Perfect Page」機能(写真=中央)。スキャンデータの管理/編集ソフトウェア「キャプチャ プロ ソフトウェア ライト」を付属したモデルも用意する(写真=右)

折り目がかなりついた原稿も折り目のない原稿のように自動補正してスキャンできる(写真=左)。端が部分的に切れた原稿(写真=中央)を周囲の色で埋めてスキャン(写真=右)する機能も持つ

 なお、同社は5月1日の新モデル発売と同時に、下位の3モデルを価格改定する。「i2800」は20万7900円から16万5900円に、「i2600」は13万4400円から10万3950円に、「i2400」は10万2900円から8万1900円に約20%値下げを行うことで、SOHOや在宅勤務といった個人向けの拡販も狙う。

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