マウスの発明者、ダグラス・エンゲルバート氏が88歳で死去

» 2013年07月04日 07時37分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 doug 1 オリジナルのマウスとダグ・エンゲルバート氏(資料:SRI International)

 マンマシンインタフェースの先駆者として知られる米国の発明家、ダグ(ダグラス)・エンゲルバート氏が7月2日(現地時間)、88歳で亡くなった。同氏の娘、クリスティーナ・エンゲルバート氏がインターネット技術の標準化団体、IETF内のメーリングリストで3日に明らかにした。

 同氏によると、エンゲルバート氏は週末に体調が悪化し、2日夜に自宅で就眠中に静かに亡くなったという。

 エンゲルバート氏は1950年代、スタンフォード研究所(現SRI International)にARC(Augmentation Research Center)を設立し、コンピュータの入力装置であるマウスや、ハイパーテキストという概念、GUI(グラフィカルユーザーインタフェース)などの開発に従事した。

 同氏が1968年12月9日に行ったマウスを含むコンピュータ関連の発明についてのデモは「The Mother of All Demos(すべてのデモの母)」として知られている(記事末に動画を添付した)。

 エンゲルバート氏が発明したマウスの特許は、SRIが取得し、後に米Appleに4万ドル足らずで売却した。

photo 世界初のマウスを再現したレプリカ
photo X軸とY軸を検知する車輪がついている
 doug 2 マウスの特許に描かれた説明図

 同氏の功績に対し、1997年にチューリング賞が贈られた他、2005年にはコンピュータ歴史博物館のフェローに選ばれた。

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