東芝がGoogle Chromebookに参入 Haswell搭載端末発売へ

» 2013年09月12日 07時30分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは9月11日(現地時間)、米Intelの新世代CPU「Haswell(開発コード名)」こと「第4世代Coreプロセッサー」を搭載するChromebook(Chrome OS搭載ノートPC)を、東芝、米Hewlett-Packard(HP)、台湾Acerが、Chromebox(デスクトップPC)を台湾ASUSが、ホリデーシーズンまでに発売すると発表した。

 chromebook

 東芝とASUSは初参入になる。これまでに、HPとAcerの他、韓国Samsung Electronics、中国LenovoがChromebookを発売している(ソニーも準備していると報じられたが、発売はしていない)。また、Googleもオリジナルのハイエンド端末「Pixel」を販売している。

 haswell

 Intelが6月に発表した省電力プロセッサHaswellを搭載することにより、バッテリー持続時間が従来の2倍以上になり、性能も向上するという。詳細な仕様や発売期日、価格はまだ公表されていないが、Googleは、Acerの「Acer Chromebook」は小型軽量、HPの「Chromebok14」は多数のカラーバリエーションが用意され、東芝の「Toshiba Chromebook」は性能の高さと可搬性を併せ持つものになると説明している。

 chromebook 2 Chromeアプリランチャー

 Googleは最近、Chrome OSの操作性を一般のOSに近づける幾つかの新機能を発表している。例えば、2月にGoogleドライブ(ChromebookはアプリやコンテンツをすべてGoogleドライブに保存する)に追加された「アプリを追加」機能でChromeウェブストアのアプリがインストールしやすくなり、今月6日に発表された「Chromeアプリ」で、Webアプリをデスクトップアプリのように扱えるようになった。

 米調査会社NPDによると、米国における300ドル以下のPC市場で、Chromebookは20〜25%のシェアを持つという。Googleは米国の教育機関向けプログラムを展開しており、5000以上の学校がChromebookを採用しているという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  5. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. MetaがMR/VRヘッドセット界の“Android”を目指す 「Quest」シリーズのOSを他社に開放、ASUSやLenovoが独自の新ハードを開発中 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー