HP Officejet Pro X576dwは、USBインタフェースに加え100BASE-TXの有線LAN、IEEE802.11b/g/nの無線LANを搭載しており、USBでもLAN経由でもスキャンが可能だ。TWAINドライバ経由とWIAドライバの2種類が選択できる。対応ソフトによるが、設定を細かく調整するのであれば基本的にはTWAINドライバの利用となるだろう。
プリンタドライバはOfficejetシリーズでおなじみのものだ。タブ形式で「詳細設定」「ショートカット」「用紙/品質」「効果」「カラー」「サービス」と分かれている。各部のタブを切り替えることで必要な設定項目にアクセスできるようになっている。
「詳細設定」は、文字通り詳細なドキュメント印刷の設定を変更できる。「ショートカット」は、あらかじめ用意されたプリセット印刷のことだ。クリックして設定を選んで印刷するが自分で印刷設定を決めて登録しておくこともできる。「用紙/品質」は、用紙サイズの設定や給紙トレイ、用紙種類の選択、特殊印刷、解像度等の設定が行える。
「効果」は、印刷の倍率変更、定型文字の透かし印刷、特定文字列を透かしとして挿入して印刷する設定が行える。「レイアウト」は、両面印刷や閉じ方の設定、印刷の向きなどを指定できる。「カラー」は文字通り色に関するさまざまな設定だ。「サービス」は、文字通りマニュアルや製品サポートサイトなどへのリンクとなっている。
ほかにも集中管理ツールとして「HPプリンタアシスタント」という総合管理ツールが付属する。これはWindows 8以降では従来の管理ツールである「HP ソリューション センター」の動作が完全にサポートされていないためだと思われる。
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