Officeの売れ行き続伸中、「リボンを受け入れるか……」の声週末アキバ特価リポート(1/2 ページ)

» 2014年04月12日 09時12分 公開
[古田雄介,ITmedia]

「マシン一式乗り換えは落ち着き、32ビット版Windows 7の人気は継続」

ZOA秋葉原本店の店外POP

 Windows XPのサポートが4月9日に終了し、消費税増税後も続いたPCパーツショップの“XP特需”はピークを越えたとみられる。BUY MORE秋葉原本店は週末に「予想以上に早めに潮が引いた印象です。他の地方ではまだ乗り換え需要がすごいという話を聞くので、これからこの引き潮が広がっていくのかなと思います」という。

 同様のコメントは別のショップでも耳にしたが、アキバ全体でみると「(XPの乗り換え用として人気のある)32ビット版Windows 7 Home PremiumとProfessionalの人気は続いていますね」(パソコンショップ・アーク)という声がまだ多勢だ。ハードウェアを丸ごと乗り換える動きはすでに3月末にピークを過ぎており、OS単体や一部のパーツ交換で対処する動きが継続しているという印象がある。

 一方、OSとともにOfficeを乗り換える需要も続いている。Windows XPと同時期にMicrosoft Office 2003のサポートも終了したため、最新のOffice 2013や廉価な互換ソフト「Kingsoft Office 2013」の売れ行きが伸びていると語るショップも多い。ZOA秋葉原本店は「PowerPointが使える『Microsoft Office 2013 Home & Business』が一番売れています。割安なDSP版は売り切れてしまったくらいで、今週末も探しに来られる方は結構いるのではないかと思いますよ」と語る。

 Office 2003はメニューバーとツールバーUIを中心とした最後のバージョン。「2007」以降に導入されたリボンUIは操作感が大きく変わるため、直前まで使い続けている人が相当数いたとみられる。

 某ショップは「サポート終了を機に、『リボンを受け入れるか……』とこぼしている常連さんがいましたね。法人さんのまとめ買いもありましたし、これからリボンUIを勉強しようと考えている人も案外少なくないのかも」と話していた。

OSとOfficeスイートの価格表。DSP版の「Microsoft Office 2013 Home & Business」は売り切れていた(写真=左)。DSP版「Microsoft Office 2013 Personal」の人気も高まっている。税込み2万円前後だ(写真=右)

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