バランス型のスペックが光る専用キーボード付きWindows 8.1タブレット──「Lenovo Miix 2 11」：注目PCレビュー（1/3 ページ）

[鈴木雅暢，ITmedia]

ココが「○」
・消費電力に見合った処理性能
・ファンレスでないが静か
・レノボの公称値を超えるバッテリー駆動時間

ココが「×」
・3D処理性能スコアにやや難あり
・キーボードドック込みで価格は妥当か

Core i3搭載のWindows 8.1タブレットの性能を検証

Lenovo Miix 2 11

　レノボのMiix 2 11は、11.6型フルHD表示対応のIPS液晶ディスプレイを搭載したWindows 8.1タブレットだ。明るく視野角の広いIPSディスプレイのほか、タブレットとしては性能な第4世代Core i3のYシリーズを搭載するスペック構成、タブレットのスタンドを兼ねる専用の着脱式キーボードユニット（キーボードドック）を標準で同梱する点などが特徴だ。すでに外観やキーボードユニットの使い勝手などに関しては先行してレビューを掲載しているが、ここではベンチマークテストを実施して、性能やバッテリー駆動時間を検証する。

　テスト結果を見るまえに、基本スペックを改めて紹介しよう。CPUには、Core i3-4012Yを搭載している。メモリが4Gバイト（DDR3L-1600デュアルチャンネル）、ストレージが128GバイトSSD）、64ビット版 Windows 8.1という内容だ。詳細なスペックは、比較用PCも含めて別表にまとめている。

Lenovo Miix 2 11の主な仕様
製品名	Miix 2 11
メーカー	レノボ・ジャパン
OS	64ビット版Windows 8.1
本体サイズ（幅×高さ×厚さ）	タブレット単体：約302×190×11ミリ（キーボードドック装着時：約302×204×18.6ミリ）
重量（実測値）	タブレット単体：約0.8キロ（801グラム）、キーボードドック装着時：約1.35キログラム（1383グラム）
画面サイズ（液晶方式）	11.6型ワイド
アスペクト比	16：9
タッチパネル	静電式10点マルチタッチ
デジタイザ	−
ディスプレイ解像度	1920×1080ピクセル（約190ppi）
CPU（コア数／スレッド数）	Core i3-4012Y（2コア／4スレッド）
動作周波数	1.5GHz
チップセット	CPU内蔵
vPro	−
GPU	CPU統合（HD Graphics 4200）
メモリ	4Gバイト（DDR3L／1600MHz　デュアルチャンネル）
メモリスロット（空きスロット数）	1（0）
ストレージ（評価機実装）	128GバイトSSD（SAMSUNG MZMTD128HAFV-000L1）
ストレージフォームファクタ	mSATA
ストレージ接続インタフェース	Serial ATA 6Gbps
光学ドライブ	─
無線LAN	IEEE802.11a/b/g/n（Qualcomm Atheros AR946x）
Bluetooth	Bluetooth 4.0+HS
NFC	─
センサー	光、加速度
有線LAN	─
ワイヤレスWAN	─
キーボード	日本語73キー（キーボードドックに装備）
キートップ仕様・形状	5列アイソレーション
キーピッチ	縦約18.5×横約17.5ミリ（実測）
キーストローク	不明
ポインティングデバイス	クリックパッド
主なインタフェース	USB 2.0×1（DC入力兼用）、microHDMI出力×1、ヘッドフォン／マイクコンボ（3.5ミリ）、Webカメラ（イン200万画素、アウト500万画素）、ドッキングステーション
インターフェイス（ドッキングステーション）	USB 2.0×2
メモリカードスロット	MicroSDメモリーカード（SDXC対応）
SIMカードスロット	─
その他カードスロット	─
スピーカー（音質補正ソフトウェア）	ステレオ
マイク	搭載
指紋センサー	─
セキュリティチップ	─
セキュリティロックポート	─
バッテリー動作時間	約8.2時間
バッテリー仕様	36.6Wh（CPUID HWMonitorで確認）
ACアダプタ実測サイズ	61×60×30ミリ（幅×奥行き×高さ）
ACアダプタ実測重量（本体のみ／ケーブル込み）	111グラム／189グラム
ACアダプタ出力仕様	20ボルト／2.2アンペア（レノボ製品）、5.2ボルト／2.2アンペア(他社製品）
ACアダプタ対応電圧	100〜240ボルト（50/60Hz）
DC端子形状	USB TypeA
プラグケーブル端子形状（ACアダプタ側）	USB TypeA
防水／防滴	─
カラーバリエーション	シルバー
オフィススイート	Microsoft Office Home and Business 2013