やっぱり気になるキーボードを集中チェック! 「LaVie Tab W」:注目PC速攻レビュー(1/2 ページ)

» 2014年06月17日 11時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
ココが「○」
・打ちやすいキーボード
・1920×1200ピクセルの高解像度
・通常サイズのUSBが使える
ココが「×」
・本体とキーボードで1キロを超える
・運用形態がクラムシェルとスレートタブレットのみ
・モバイルバッテリーで充電不可

はじめに:2in1として使いたいLaVie Tab W

 NECパーソナルコンピュータの「LaVie Tab W」は、OSにWindowsを導入したタブレットのラインアップだ。従来モデルの上位構成「LaVie Tab W TW710M2S」には、標準でキーボードユニットが付属しており、2in1ノートPCとしての利用も想定していた。

 今回登場したLaVie Tab Wの新モデルも上位構成の「TW710S2S」にはキーボードが標準で付属する。レノボのThinkPad Tablet 2とそのオプションのキーボードをベースにしていたTW710M2Sは、タブレット本体とキーボードユニットが完全に分離していて、本体をキーボードユニットの溝に「ぽん」と置くだけの、いたって簡単で、かつ、手軽に使える構造だった。接続はBluetoothだ。

Windowsを導入した10.1型ディスプレイ搭載のLaVie Tab Wの新製品「TW710S2S」は、標準でキーボードユニットが付属する上位構成のモデルだ

タブレット本体とキーボードユニットの接続部分。ワイヤードのUSB接続になる

 TW710S2Sでは、タブレット本体とキーボードユニットの両方に専用のコネクタとかみ合わせる爪を用意して、位置を合わせて“接続”する。専用コネクタというワイヤードでUSB接続になる。磁力で固定するので、置くだけだったTW710M2Sと比べて、本体を置いた安定度は高い。タブレットの本体を持ち上げるとキーボードユニットが付いたまま上がってくるほどの強さだ。

 キーボードユニットは、本体のディスプレイカバーとして使うこともできれば、ディスプレイ面を表に向けてスレートタイプのタブレットとしても使える(ただ、そうしたいなら、本体だけを使えばいいのだが)。この状態でも磁力で固定できるので使いやすい。“閉じた”状態でキーボードユニットの奥側、クラムシェルノートPCでいうところのヒンジの部分を持って持ち上げても本体は落ちない。

本体カバーのように閉じることもできれば(写真=左)、ディスプレイを表にしてスレートタイプのデバイスとして使うこともできる(写真=右)

 タブレット本体は、キーボードユニットの“溝”に立て掛けるタイプなので、クラムシェルスタイルのノートPCとしては、ディスプレイが開く角度は一定となる。また、このように溝に立て掛けるタイプの2in1スタイルでも最近登場したレノボのMiix 2 11のように、ディスプレイを反対に立てかけてメディアプレーヤーのようにすることはできない。そういう意味では、クラムシェルタイプのノートPCとスレートタイプのタブレットとして使う純粋な2in1といえる。

ボディと製品概要:ディスプレイの解像度は1920×1200ピクセルへ

 ボディカラーは「スパークリングシルバー」と呼ぶ、やや黄色がかった銀色を施している。キーボードユニットも同じ色にそろえている。タブレット本体で使っているボディパネルの素材はアルミニウムだ。光沢はあるものの、表面にきめの細かいざらつきを施して鈍く光るようにしている。触れた感触も金属的な冷たさがある。

 ボディの形状では、サイドに丸みを持たせてボディを保持しているときでも、本体のエッジに重さが集中せず持ちやすい。本体を横長にしたときは左右のエッジに丸みを持っているが、縦長にしたときは一方の側がキーボードユニットに載せるために丸みがなく、左右の隅も角を形成している。そのため、両手で持つと左右の感触が異なり違和感がある。また、横長の状態でも、下側の隅を持つスタイルだと角が手のひらに当たることになる。

解像度は1920×1200ピクセルと、従来のLaVie Tab Wから大幅に向上した

 ディスプレイのサイズは10.1型で、解像度は1920×1200ピクセルと、従来モデルの1366×768ピクセルから大幅に向上した。ディスプレイ側には有効200万画素のインカメラを備え、背面側には有効800万画素のメインカメラを搭載する。どちらもビデオチャットで1080pクラスの動画を撮影できる。

 本体に搭載するインタフェースは、USB 2.0にmicroSDカードスロット、そして、映像出力としてMicro HDMIを備える。横長にした状態の左右下側にはステレオスピーカーも組み込んでいる。USB 2.0は、MiniでもなくMicroでもなく、通常のUSB 2.0だ。

 USB 2.0とMicro SDカードスロットは、それぞれカバーに覆われている。Micro SDカードスロットの隣にはSIMスロットも設けているが、個人向け日本市場モデルは現在のところワイヤレスWANによるモバイルデータ通信には対応しておらず、このSIMスロットも使えない。

上面と底面

左側面と右側面

カバーを開けるとUSB 2.0とMicroSDカードスロットが姿を現す

専用のACアダプタ。充電には12ボルト3アンペアが必要になる

 なお、キーボードユニットと接続する部分には、専用コネクタの端子のほかに、もう1つインタフェースを設けている。しかし、ここも現在は接続する機器を用意しておらず、将来的にどのようになるのかについてもNECパーソナルコンピューターは明らかにしてくれなかった。

 ACアダプタは専用のコネクタを使っている。さらに、充電するために必要な供給電圧が12ボルト3アンペアなので、モバイルバッテリーからは充電できない。ACアダプタのサイズは実測で約90(幅)×35(奥行き)×26(高さ)ミリで、重さは約175グラムだ。NECパーソナルコンピューターによると、5ボルト2,1アンペアの供給電力では、バッテリーがほぼなくなった状態でACアダプタを接続した場合に動作が不安定になるため、12ボルト3アンペアにしたと説明している。

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