先週はCPUクーラーにも注目度の高い新製品が多かった。
特に複数のショップがヒット確実と評価しているのが、CRYORIGの「H5 UNIVERSAL」だ。価格は6500円前後となる。高さ160ミリのサイドフロー型CPUクーラーで、13ミリ厚の14センチファン1基を標準装備している。前方のフィンがハニカム構造になっているのが特徴で、内部を通る風の流れを安定させる効果があるという。CPUソケット前後の張り出しが少なく、メモリと干渉しにくいのも特徴だ。
BUY MORE秋葉原本店は「電源を入れて側面と背面に手をあててみるとすごさが体感できます。フィン内の空気の流れが本当に直線的で、横にほとんど漏れず、背面にまっすぐ届いているんですよ。これが6000円台で買えるのはある意味とてつもないことだと思います。これはかなりのヒット作になると思いますよ」と褒めちぎっていた。
もう1つの注目株は、サーマルティクの「MeOrb II」だ。AMD AM1に対応する初のサードパーティ製クーラーで、価格は3500円前後。8センチファンに周りにフィンを配置したトップフロー型で、高さは35ミリとなる。AM1以外にも、LGA 115x/775やFM1/2、AM2/3にも対応可能だ。
パソコンハウス東映は「AM1用のリテールクーラーはとにかく取り付けが難しかったので、別の選択肢を求める人は最初から多かったんですよね。4カ月経ってようやく登場しました。バックプレートにネジ止めするタイプなので、多少手間はかかるかもしれませんが、力の入れ方に神経をすり減らすことはなくなりそうです」と話していた。
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