日本HP、3万円台の新モデル「HP Stream 14」と1キロを切る2in1「HP Pavilion x2 10」を投入目に鮮やかなボディカラーモデルも(1/2 ページ)

» 2014年10月17日 11時00分 公開
[ITmedia]

目に飛び込んでくる「ネオンパープル」モデルも登場

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、10月17日に個人向けノートPCの新モデルとして「HP Stream 14-z000」(以下、Stream 14)と「HP Pavilion x2 10-j000」(Pavilion x2 10)を発表した。それぞれで量販店モデルとWeb直販のHP Directplusモデルを用意する。Stream 14とPavilion x2 10のそれぞれのモデルにおける出荷開始予定と税別の実売予想価格は以下の通りだ。

モデル名 量販店モデル販売開始 量販店モデル実売予想価格 HP Directplusモデル販売開始 HP Directplus実売予想価格
HP Stream 14 10月24日から順次 5万円前後 10月24日から 3万9800円
HP Pavilion x2 10 11月中旬から順次 6万円前後 11月中旬から 4万5800円

HP Stream 14-z000

HP Pavilion x2 10-j000

 Stream 14は、Microsoft Office Personal 2013が付属する構成で実売予想価格が5万円前後、付属しないHP Directplus価格で3万9800円と価格を抑えた14型ディスプレイ(解像度は1366×768ピクセル)搭載ノートPCだ。

 CPUにAMDが2014年4月に発表した省電力重視“Mullins”(開発コード名)世代のアーキテクチャを採用したAPU「A4 Micro-6400T」(1GHz/最大1.6GHz、4コア、TDP 4.5ワット)を採用してファンレス機構を実現した。グラフィックス処理はAPUに統合するRadeon R3を利用する。

 システムメモリはオンボードにDDR3L-1333を2Gバイト実装し、データストレージは容量32GバイトのeMMCを内蔵している。本体搭載のストレージ容量が少ない分、Stream 14にはMicrosoftのオンラインストレージサービス「OneDrive」の100Gバイトを2年間無料で利用できるライセンスが標準で付属する。

 本体搭載のインタフェースには、USB 3.0、2基のUSB 2.0、HDMI出力、そして、microSDスロットを備えるほか、無線接続ではIEEE802.11b/g/nに準拠した無線LANとBluetooth 4.0を利用できる。また、サウンド関係ではBeatsAudioのクアッドスピーカーを組み込んでいる。

 本体のサイズは、約346(幅)×240(奥行き)×17〜20.5(厚さ)ミリで、重さは約1.6キロだ。この状態で3セルのリチウムポリマーバッテリーを内蔵して連続駆動時間は約6時間30分(HPによるMobileMark 2012測定)になる。

 本体は天面とパームレストにアルミニウム合金パネルを用いており、表面処理で指紋の跡をつきにくくしている。また、底面と天面に刻印したメーカーロゴの色では「モダンシルバー」と「ネオンパープル」のカラーバリエーションを用意する。

 日本HPでは、Stream 14のメインユーザーとして、HPの独自調査でオンラインストレージの利用率が全体のユーザーより高い大学生や高校生を想定している。ただし、学生生協を重点的に流通させたり学生を対象とした割引などの、学生向けの施策を行う予定はいまのところはないとしている。

カラーバリエーションとして「ネオンパープル」(写真=左)と「モダンシルバー」(写真=右)を用意する

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月11日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  3. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  4. Minisforum、Intel N100を搭載したスティック型ミニPC「Minisforum S100」の国内販売を開始 (2024年05月10日)
  5. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. ASRock、容量約2Lの小型ボディーを採用したSocket AM5対応ミニベアボーンPCキット (2024年05月10日)
  8. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  9. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  10. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー