「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」の圧倒的画質を検証した旧モデルとの比較も(1/2 ページ)

» 2014年11月14日 11時26分 公開
[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]
5120×2880ピクセルの解像度を実現した「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」

 5120×2880ピクセルという超高解像度表示を可能した「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」。フルHDの7倍、昨今注目されている4Kディスプレイと比べても1.67倍に相当するこの広いデスクトップ領域を、従来と同じ最薄部5ミリのボディで実現したのだから驚かされる。

 iPad Retinaディスプレイモデルを眺めたことがあるなら、“Retina”の美しさはよくご存じのはず。それが27型という大画面で味わえるのはまさに別次元の体験だ。画素密度は15インチMacBook Pro Retina(約220ppi)に近い約217ppi。画面と視点との距離が必然的に離れる27型iMacの場合、通常の利用で画素の粒を判別するのはほぼ不可能に近い(目を近づけても分からないほどなのだから)。

雲や遠くの木々が細部まで描画され、撮影時の空気まで再現されているかのような別次元の体験を味わえる

4K(3840×2160ピクセル)の1.67倍に相当するデスクトップ領域は、4K動画をドットバイドットで表示しながら編集できてしまうほどの広さだ

上下/左右178度の広い視野角やエッジ部わずか5ミリに絞り込んだボディは従来通り

 また、従来の27型iMacと同一のボディでこれほど高精細な表示を実現しながら、酸化物TFT(Oxide TFT)や高効率LEDといった新技術の導入によって消費電力を約30%も低減している。もちろん、標準構成でクアッドコアのCore i5(3.5GHz/最大3.9GHz)とRadeon R9 M290X(2GバイトGDDR5)を搭載する高い基本性能も見どころだが、やはりこの圧倒的なディスプレイに注目してiMac Retina 5Kディスプレイモデルの購入を検討している方が大半だろう。

 なお、出荷状態のスケーリング解像度(Retina)は2560×1440ピクセル相当で、3200×1800ピクセル相当(More Space)から1600×900ピクセル相当(Lager Text)まで5段階で設定が可能。さらにプルダウンメニューから実解像度を5120×2880ピクセルに変更することもできる。

初期時のスケーリング解像度(Retina)は2560×1440ピクセル相当。1600×900ピクセル相当(Lager Text)から3200×1800ピクセル相当(More Space)まで5段階で設定できる。写真は2560×1440ピクセル相当(Retina)

写真は1600×900ピクセル相当(Lager Text)での表示

写真は3200×1800ピクセル相当(More Space)での表示

さらにディスプレイ設定画面の「変更」チェックを、Optionキーを押しながらクリックすると、プルダウンメニューから実解像度を5120×2880ピクセルに設定できる。表示が細かすぎるが、画面に近づけばテキストがきちんと(それも美し表示で)読めてしまう。画面全体に対するSafariが占めるスペースは冗談のような小ささになる

この広大なデスクトップ領域ならおなじみ林信行氏による「iPad Air 2」の長大なレビュー(http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1410/22/news053.html)も一望できてしまう……と思ったら表示しきれませんでした。さすが林さん

「すべてが見えます。今まで見えなかった可能性も」というキャッチコピーから思いついて、ITmedia社内の一角に「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」を設置してみた。ここに置いて……

どーん。画面が大きいとこういう冗談も楽しい

 なお、アップルによれば、従来同様、出荷前に分光放射計を使った色補正を1台1台に対して行っているという。ここでは、iMac Retina 5Kディスプレイモデルの表示品質を測色器でチェックしていく。なお、テストはエックスライトのカラーマネジメントツール「i1Pro」で行い、計測ソフトは「i1Profiler」を使用した。今回評価したのは1台のみで、パネルの個体差は考慮していないが、きっちりと個別の色補正を行ったうえで出荷しているのならば、別のiMacでも同様の傾向は見られるはずだ。

 それでは結果を見ていこう。

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