迷ったら10万円で買える良質ゲーミングPC「G-Master Mace H97」を選べ:サイコムの考えるコスパモデルはひと味違う!(1/2 ページ)

» 2014年11月20日 19時00分 公開
[ITmedia]
ココが「○」
・PCゲームがサクッと遊べるゲーミングPC
・拡張性に優れたFractal Designのケース
・税込み約10万円の手ごろな価格
ココが「×」
・サイコムにしてはややコンサバな構成
・BTOにM.2 SSDの選択肢が欲しかった

税込み8万円台から購入できる「G-Master Mace H97」

 BTOメーカーのサイコムから登場したゲーミングPCの新シリーズ「G-Master Mace H97」は、性能と価格のバランスを追求したデスクトップPCだ。PCゲームをカジュアルに楽しめる性能を確保しつつ、標準構成の価格はOS込みで10万960円、OSなしなら8万6550円(ともに税込み)から購入できるコストパフォーマンスの高さが光る。

G-Master Mace H97

 基本スペックは、Core i5-4460S(2.9GHz/最大3.4GHz)とH97 Express搭載マザーを組み合わせた基本システムに、4Gバイトメモリ(PC3-12800)、500GバイトHDD、DVDスーパーマルチ、GeForce GTX 750搭載グラフィックスカード(1GバイトGDDR5)を載せた構成になる。

 これだけを見ると取り立てて特徴のないコスパモデルで、これまで最強のキューブ型PCや究極の静音PCなど、エンスージアストやマニア向けに尖った製品を投入してきたサイコムとしてはややコンサバティブな印象を受ける。しかし、細かく見ていくとやはり、コアなファンが多いサイコムらしい“こだわり”の部分はきちんと存在する。早速レビューしていこう。

拡張性が高いFractal Designの静音ケース「ARC Midi R2」

 BTOメーカーが販売しているこの種のコスパモデルは、ケースもコストを重視したものになりがちだが、G-Master Mace H97では、Fractal Designのミドルタワーケース「ARC Midi R2」を採用しているのがポイントだ。本体サイズは230(幅)×515(奥行き)×460(高さ)ミリとやや大柄だが、その分内部空間に余裕があり、ケース前面、上部、底部をメッシュ構造とし、各部に140ミリの流体軸受けファンを備えるなど、冷却性能や静音性で定評がある。

 外観はブラックで統一されたシンプルなデザインながら、コスパモデルに採用されるケースとは思えないしっかりとした作りだ。左側面に透明なアクリルパネルを用い、内部構造がのぞけるようになっている点もいかにもゲーミングPCらしい。拡張ベイの数は5インチ×2、3.5インチ×6、2.5インチ×2と十分すぎるほどで、上段のHDDゲージは外せば、奥行きのあるグラフィックスカードも搭載できる。

本体前面/背面。Fractal Designの「ARC Midi R2」を採用しており、本体サイズは210(幅)×405(高さ)×484(奥行)ミリとミドルタワークラス

本体左側面。透明なアクリルパネルがはめこまれている。拡張ベイは5インチ×2、3.5インチ×6、2.5インチ×2。上段のHDDゲージは脱着可能な構造だ。なお、マザーボードはH97ベースながら、ギガバイトの上位モデル「GA-H97-D3H」を採用。M.2スロットを搭載するなど、コスパを重視しつつも先進機能を備えている

 上面手前のインタフェースは、USB 3.0×2、ヘッドフォン、マイクと、着脱頻度の高い端子が並び、デスク下に設置した際に手が届きやすい位置になってる。このほか、3段階で電圧を調整できるファンコントローラー(スライド式)も搭載している。一方、底部も防じんフィルタ付きのメッシュ構造になっており、効率的な冷却を実現。制振効果のあるラバー製の脚部も目を引く。こうした細かい配慮は、一般的なコスパ重視のデスクトップPC用ケースとは一線を画しており、サイコムらしいパーツ選定眼を感じさせる。

着脱頻度の高いポートを本体上面の前方に並べており、本体をデスク下に設置した際に周辺機器をつなげやすい。底部の吸気用スリットは防じんパネルが装着されている

上面と背面にもそれぞれ140ミリファン「Silent Series R2」を搭載。電源ユニットは80PLUS SILVER認証の650ワットモデル(FSP製RAIDERシリーズ)を採用している

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