先週、アユートからProjectMブランドの変換基板やライザーカードが複数売り出された。mini PCIeスロットに挿してPCIe x1スロットを3基増やす「PM-MPCIE1T3」と、PCIe x1用基板とPCIe x16スロットをUSBケーブルで結んだ「PM-PCIE1T1」、PCIe x16スロット用のL字ライザーカード「PM-PCIE16R」、M.2 SSDを挿してPCIeやSATA接続に変換するPCIe x4カード「PM-PCIE4M2S」の4種類で、価格は順に7000円弱と2000円弱、1500円弱、3000円弱となる。
いずれも入荷したショップで好評を博していた。パソコンハウス東映は「PM-MPCIE1T3はNUCなどの超小型ベアボーンはら生やしていろいろな機能を追加すると面白そうですね。ほかにも余ったグラフィックスカードやM.2 SSDを有効活用する架け橋になれそうで、いかにも“ProjectM”という感じです」と評価する。
BUY MORE秋葉原本店も「ライザーカードや拡張スロットを増設するカード探しているお客さんはやっぱりいらっしゃるので、こういうのはそろえておきたいですよ」と店頭に並ぶことを歓迎していた。
一方で大ヒットを期待する声や色物として目立ってほしいといった声は聞かない。通底しているのは、ただ売り場に並んでいてほしいという思いのようだ。あるベテラン店員が語った「こういうニッチを突く製品がないのと自作は先細りますから」というコメントが象徴しているように感じる。
先々週から出回っているワイドワークのブロアーファン「PABD1」シリーズも、店側からよく似たエールを受けている。12センチ角から5センチ各のファンを採用しており、回転数の違いも含めて7モデル出回っている。価格は2000円弱から4000円強だ。
パソコンSHOPアークは「風量もノイズも相当ですが、ピンポイントで強制的なエアフローを作り出したり、自作の小型ケースに盛り込んだりとさまざまな使い方ができそうです。これが使いこなせたら面白いでしょうね」と話していた。その「面白さ」を生命線と感じている店員さんが多いのは確かだ。
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