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レビュー
» 2014年12月12日 19時00分 公開

注目“テーブルトップ”PCレビュー:これはデスクトップの2in1だ──「Lenovo HORIZON 2」で新時代のPCを体感した (2/3)

[石川ひさよし(撮影:矢野渉),ITmedia]

テーブルトップPCの活用提案として独自UIやゲーム用入力デバイスを用意

 HORIZON 2の新スタイルを活用するために、Lenovoではマルチユーザー向けのユーザーインタフェース「Aura2」を用意している。

 タイルから「Aura 2」を起動すると、中央にダイアルを表示する。アプリ、ゲーム、教育、音楽、動画、写真、App Shop、アプリといった項目が並んでおり、タッチ操作でメニューが開くほか、グルグルと回転できるほか、それぞれから開くメニューも、ダイヤルのように回転する。メニュー側は、すべてを表示するほかに、よく使うアプリ、最近使ったアプリなど、導入済みの一部だけにするように切り替えできる。

 アプリを選ぶと、Aura 2上で子ウィンドウとして展開する。この子ウィンドウは、タッチ操作によって位置や向きなどを自由に変更できる。そのおかげで、テーブルのように本体を倒してフラットな状態になったHORIZEN 2では、Aura 2を上下左右どの角度からでも同じように操作できる。

 なお、子ウィンドウを閉じる方法は、画面の隅までドラッグし、もう一度画面の外に弾き飛ばすようにドラッグすればよい。右上にある「閉じる」アイコンはAura 2自体を閉じてしまうので、Windowの作法とは違う、Aura 2独自の操作を覚える必要がある。

上下左右を気にせず使えるダイヤル操作式UIの「Aura 2」を導入している

 テーブルトップPCの活用提案として、LenovoではHORIZON 2にゲーム用のデバイスも標準で付属している。1つは「ジョイステック」で、裏には吸盤があって、ディスプレイ上に固定して操作する。タブレットでゲームを楽しむジョイスティックの少し大きめなものといったところで、ファミコン世代がイメージするジョイステックよりはコンパクトだ。もう1つは、ホッケーで使うスティックやゲーセンのエアホッケーで使う「ストライカー」だ。この2つのデバイスによって、PCらしからぬ操作で、PCらしからぬ多人数でゲームが楽しめるようになる。

ジョイステックとストライカーという、2つの入力デバイスをバンドル。AURA 2のゲームメニューから、対応するゲームを起動して利用する

 Aura 2の機能として、「Aura app for Android 4.2」というAndroidデバイス向けアプリも用意している。こちらは、Androidデバイスに保存している写真や映像をHORIZON 2と共有できるアプリだ。HORIZEN 2にはHDMI入力インタフェースがあるので、ケーブルで接続して共有もできるが、無線で接続して「デバイスを振る」といおう簡単な操作で共有できる気軽さのメリットは、意外と大きい。

 なお、別売オプションとして「マルチモードテーブル」を用意している。高さを調整できる平台の上にHORIZEN 2本体を設置して利用する。見た目の印象としては、水平にできるキャスター付きディスプレイスタンドという感じだ。レノボ・ジャパンが2014年の夏に運営した海の家でHORIZEN 2を設置したときも、このマルチモードテーブルと組み合わせて使っていた。

オプションのマルチモードテーブルにはキャスターが付いているので、移動が楽にできる。さらにテーブル形状へと移行も簡単にできる

 これを一般住宅で使うというのは想像しづらいが、ビジネスにおいてミーティングテーブルように活用するのが現実的だ。また、HORIZEN 2が防水仕様であったなら、それこそコーヒーテーブル兼PCといった使い道が生まれそうだ。

 表面コートも強力なものを用いているならば、コーヒーカップのような陶器製のものを置けるようにもなるだろう。そうなれば、個人の住宅でも普段はサイドテーブルとして、片付ければPCとして活用するような、従来のPCでは思いもしないようなことが可能になるかもしれない。

 ただ、設置場所という点で、従来のPCよりも多人数が集まる場所、そして目につく場所に置くことも想定しているため、なるべく傷を付けたくないという気持ちになるだろう。テーブルに置き、フラット形状で用いる場合、底面はゴム脚が保護してくれるのだが、側面や角はむき出しだ。テーブル上に物が散乱していると、何かをぶつけてしまいそうで怖い。

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