今こそ見直したい“オールインワン”モバイルノートPC――「FMV LIFEBOOK SH WS1/T」徹底検証(使い勝手編):キャンパスライフで隠れた人気(1/4 ページ)

» 2015年04月08日 10時00分 公開
ココが「○」
・満足度の高いカスタムメニュー
・堅牢ボディに着脱式ベイを搭載
・豊富な端子、交換可能なバッテリー
ココが「×」
・多機能な半面、重量はそれなり
・13.3型ではパームレストが狭め
・キーボードバックライトが欲しい

仕様をカスタムできるのがうれしい“全部入り”モバイルノートPC

 昨今はモバイルノートPCも高性能になったため、大抵の用途はこなせてしまう。しかし、Ultrabook以降のモバイルノートPCは光学ドライブやレガシーポートなどを削って、薄型軽量ボディを実現している製品も多く、1台でメインマシンとモバイルマシン両方のニーズにしっかり応えられるモデルとなると、意外にも選択肢は多くない。

 富士通の「FMV LIFEBOOK SHシリーズ」は、そんな「メインマシンの装備を持ち歩いて使いたい」といったユーザーに向いたオールインワン構成の13.3型モバイルノートPCだ。可搬性を確保しつつ、光学ドライブやレガシーポートももれなく装備した“全部入り”で汎用(はんよう)性が高いことから、ビジネスパーソンだけでなく、大学生協でもよく売れていると聞く。

 特に今回入手した「WS1/T」は、富士通の直販サイト「富士通 WEB MART」で限定販売しているカスタムメイドモデルであり、店頭向けのカタログモデル「SH90/T」をベースとしながら、予算や用途に応じて主要なスペックを選んで購入できるのが魅力だ。島根富士通で組み上げられる“Made in Japan”モデル(富士通は出雲モデルと呼ぶ)というのも見逃せない。

富士通 WEB MARTが取り扱うカスタムメイドモデル「FMV LIFEBOOK SHシリーズ WS1/T」。最低価格は17万3000円(税別)、23%オフクーポン利用で13万3210円(税別) ※2015年4月9日午前3時まで

 先代モデルと比較すると、ボディのサイズやデザインは踏襲するものの、新たにBroadwellこと第5世代Core Uプロセッサを採用し、タッチパッドの下にはNFCを内蔵、押下感と静音性を向上したキーボードや、ボタン一体型からボタン独立型に変更したタッチパッドも備えており、性能、機能、使い勝手に磨きをかけている。

 もちろん、従来から好評だった光学ドライブや増設用バッテリー(別売)を収納できる着脱式ベイ構造の「モバイル・マルチベイ」、有線LANやアナログRGB出力も網羅したインタフェースは健在。液晶ディスプレイは、タッチパネル付きで2560×1440ピクセル(WQHD)の高解像度に対応した13.3型IGZO液晶ディスプレイを選択可能だ。古きよき時代のオールインワンモバイルノートPCの装備に最新トレンドをうまく融合させた1台と言える。

 WS1/Tの購入時に選択できるカスタムメイドメニューは、ボディカラー、液晶ディスプレイ、CPU、メモリ、HDD/SSD、光学ドライブ、着脱式ベイ用オプション、OS、オフィススイート、各種サポートなど多岐に渡る。

 つまりWS1/Tは、「CPUやメモリは、よりハイクラスの構成が欲しい」、または「タッチ機能やオフィススイートは不要」といった希望が明確なユーザーならば、自分にピッタリの1台を購入できるというわけだ。さらにメーカー保証期間も、カタログモデルのSH90/Tは1年間だが、WS1/Tは標準で3年間となっており、お買い得度も高い。

薄型ではないが、360度見た目にこだわった美しいボディ

 評価機のボディカラーは、「スパークリングブラック」(ブラック&シルバー キーボード)だ。天面はラメ入りのブラックで塗装し、キーボードとタッチパッドの周囲にダイヤモンドカット加工を施すなど、なかなか高級感がある。富士通は「360度どこから見ても美しいオムニデザイン」を標ぼうしており、確かに底面の仕上げなど、普段目立たないところまでデザインを追求したことが分かる。

 ただし、ツルツルとした天板の表面処理は美しい半面、指紋が目立つのは惜しい。気になるユーザーは、白基調の本体色「アーバンホワイト」(ホワイト&シルバー キーボード)を選択すれば、指紋が目立ちにくいだろう。

スパークリングブラックは、ブラックとシルバーのツートーンカラーとなっている。天板はフラットで、ラメ入りのブラックで塗装されている
液晶ディスプレイ部とキーボードもブラックを採用。明るいシルバーとのコントラストは見栄えがよい
天面の中央にはミラー加工のロゴをあしらっている。左上を斜めにカットしたようなデザインは、FMVのフラッグシップモデルやそれに近い位置付けのこだわった製品のみに採用されるという
底面もブラックで統一されており、デザインのノイズになるような凹凸や穴などはない。バッテリーを配置した後部が盛り上がっているのが、一般的な薄型軽量モバイルノートPC/Ultrabookと異なる
細かいところだが、筆者が感激したのは、底面に見られるエージェンシーラベル群の刻印だ。「PCリサイクルマーク」や「ENERGY STAR」などはシールや簡易プリントで対応しているメーカーも多いが、WS1/Tではこうしたロゴを本体に直接レーザー刻印している。Made In Japanの出雲モデルらしいこだわりだ

 本体サイズは約319(幅)×215(奥行き)×13.6〜19.8(高さ)ミリ。ディスプレイの周囲を狭額縁に設計しており、13型クラスのモバイルノートPCにしてはフットプリントが小さくまとまっている。重量はモバイル・マルチベイにベイカバーを装着した最軽量の状態で約1.26キロ(実測値で1.26キロ)、DVDスーパーマルチドライブを格納した状態で約1.36キロ(実測値で1.36キロ)だ(いずれもタッチパネル非搭載、SSD選択時)。

 WS1/Tは光学ドライブやオプション類を着脱できるモバイル・マルチベイの搭載に加えて、バッテリーを収納した後部が膨らんだデザインなので、厚さと重さがそれなりにあるが、持ち運んで利用する高機能な13.3型ノートPCとして十分許容できる範囲内だろう。

 ボディの堅牢性にもこだわった。内部に余計な空間ができないよう、ギュッと圧縮するかのように高密度で組み上げる独自の「超圧縮ソリッドコア」構造により、実際に手で持ってみても高い剛性が感じられる。開発時には約200kgf(重量キログラム)の天板加圧試験、約35kgfの天板一点加圧試験をクリアしたという。


富士通 FMV LIFEBOOK SH 【468*60】特価品

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