レビュー
» 2015年04月17日 13時30分 公開

「Apple Watch」世界先行レビュー続編:Apple Watchを使って2週間――林信行の生活はどう変わったか (3/4)

[林信行(写真:井上直哉),ITmedia]

未来を感じるWatchアプリ、トップ5

 続いては、Apple Watchで未来を感じさせるライフスタイルのトップ5を紹介しよう。

1、ホテルと客、双方の負担も減らす――スターウッドホテル「SPG Keyless」

 まず、何と言っても感激したのはスターウッド系ホテルのSPG Keylessというサービスだ。このサービスに対応したホテルを予約すると、ホテルに着いた後、フロントを素通りしていきなり自分の部屋に向かうことができる。

 Apple Watchで、ホテルへのチェックインを済ますと、画面に部屋番号が表示されるので、その部屋まで行く。あとは部屋のドアにApple Watchをかざせばドアロックが開き部屋に入れてしまう。

ホテルのチェックインがスマートになる「SPG Keyless」

 実はiPhoneでもできるそうだが(しかも、米国のスターウッド系ホテルなら支払いもiPhoneのApple Payで済んでしまう)、ラゲッジをひっぱりながら、わざわざポケットのiPhoneを取り出すよりも、Apple Watchをかざしたほうがはるかにスマートで、未来を感じる。

2、電気自動車との付き合い方が変わる――BMW「i Remote」

 Apple Watchからドアが開けられる、という点はSPG Keylessと同じだが、BMWの「i Remote」の機能はそれだけにとどまらない。

 BMWの電気自動車「i3」が、どれだけ充電できているかを手元で確認できるので、「コーヒーを飲みながら、あと10%充電されるのを待つか」といった判断ができるようになる。

電気自動車「i3」の充電状況が手元で確認できる

 また、展示場などの巨大駐車場にパーキングした時に、車をどこに駐車したかをApple Watch上の地図で確認して、そこまでルート案内をさせたり、Apple Watch上の「パッシングライト」ボタンを押して、車のライトを点滅させて場所を確認したりもできる。

車をどこに停めたのか分からなくなった、という場合でも地図で確認できる

 暑い日や寒い日は、車に向かう道すがらApple Watchから車内の温度調整をすることもできる。機能としても素晴らしいが、i3オーナーには自分の愛車の写真とともに、これまで自分の愛車と過ごしてきた記録ともいえる走行距離が表示されるのもうれしいことだろう(残念ながら筆者はi3オーナーではない)。

3、到着までの間の過ごし方が変わる――「Uber」

 自分で運転をしない人や、今日は車で来なかった人には、ちょっといい車による送迎で目的地まで行くことができる「Uber」の車が呼べるのもApple Watchの大きな魅力だろう。

 今や東京をはじめ日本全国でスマートフォンを使ってタクシーを呼ぶサービスが広がりつつある。Uberは日本では東京でしか始まっていないが、ニューヨーク、ロンドン、パリといった欧米主要都市を含む世界56カ国で利用できる便利さがあり、筆者も海外出張中によく使う。

Apple WatchでUberの車を呼ぶことも

 Uberのアプリでは、迎車が現在どの辺りにいるか確認できるのも魅力だが、到着まで少し間があるときは、ついついほかのメールをチェックしたり、TwitterやFacebookをチェックしたくなってしまい、これらのアプリとUberのアプリを頻繁に切り替えながら待つことになる。これがApple Watchを使ってUberの車を頼めば、iPhoneで何かをしながらApple WatchでUberが接近してくるのを確認できるようになり、待つ間の時間の過ごし方がかなり快適になった。

迎えの車がいまどこまで来ているかを手元で確認できる

4、店で待たなくてもよくなる――「O:der」

 Apple Payのサービスは、日本ではまだ始まっていないが、一部の飲食店で商品をオーダーし、受け取るための「O:der」という仕組みがある。主に飲食店に向けたサービスでこちらはすでにApple Watchに対応している。

 商品を注文はiPhoneから行い、あらかじめクレジットカード決済も済ませてしまう。こうして注文した商品ができあがるとApple Watchに通知が届くのでそのタイミングで店に向かう。Apple Watchで発行された番号を店員に見せて商品を受け取る、という仕組み。

注文した料理ができあがると知らせてくれる「O:der」

 店員側のシステムにこちらの顔写真が表示されているので、安心して運用できる。店舗によっては、このアプリそのものがスタンプカードの役割も果たしてくれる、という財布を取り出す手間をなくす便利なサービスだ。

5、財務感覚を磨いてくれる――「Money Tree」

 Apple Watchは、日々の生活の中で、どれだけ自分が運動を取り入れたかも可視化してくれるが、さらにMoney Treeをインストールすれば自分の財政状況も可視化してくれる。

 銀行の残高や今月クレジットカードでいくら使ったかはもちろん、Suicaで使ったお金、提携ポイントカードのポイントがどれくらい溜まっているかまで、自分の財政状況のすべてを可視化してくれる。

今月いくら使ってるだろう? そう思ったら「Money Tree」ですぐに確認できる

 少し前に、日々、何を食べたかを記録して意識するだけでダイエットができるというレコーディングダイエットが注目を集めたが、それと同じで、日々、どれくらいお金を使ったかを腕元で意識できるようになれば、お金の使い方に対しての感覚が磨けるのかもしれない。

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