基本スペックの高さは特筆できる。CPUには、IntelのCore i7-4720HQを採用している。クアッドCPUコアを内蔵し、Hyper-Threadingで8スレッド同時処理が可能で、標準2.6GHz、最大3.6GHzと動作周波数も高速だ。ゲームはもちろん、クリエイティブ、マルチメディア、オフィスなど幅広い用途に対応できる処理性能を備える。
グラフィックス機能は、NVIDIAのGeForce GTX 960M(2Gバイト)とCPU内蔵のIntel HD Graphics 4600とのハイブリッドグラフィックスを採用している。GeForce GTX 960Mは、NVIDIA最新世代のミドルレンジGPUであり、最新の3Dゲームが標準品質で問題なくプレイできるだけの3D描画性能を持つ。
GeForce GTX 960MとIntel HD Graphics 4600は、NVIDIA Optimus Technologyにより、アプリケーションごとに切り替えられる。高い3D描画性能が要求されるゲームなどではGeForce GTX 960Mが、Webブラウズや動画再生などではIntel HD Graphics 4600が使われ、性能と消費電力を最適に保たれる。GPUの使い分けの判断は自動的に行なわれるが、NVIDIAコントロールパネルで手動で設定することもできる。
メモリ容量は16Gバイト(PC3L-12800 SO-DIMM 8Gバイト×2枚)、データストレージとしては、512GバイトのM.2 SSD(PCI Express 2.0 x4)と2TバイトHDD(Serial ATA 6Gbps)のデュアルドライブ構成という実に豪華な内容となっている。
M.2 SSDはSamsungの「PM951」が指定されている。PCI Express 2.0 x4接続時の公称スペックは、シーケンシャルリードが1600Mバイト/秒、シーケンシャルライトが1350Mバイト/秒、リードIOPS13万0000、ライトIOPS8万5000と、シーケンシャル/ランダムともにきわめて高速だ。体感でもSerial ATA 6Gbps SSDとは明らかに違う超速レスポンスを実感できる。
左側面には光学ドライブとして、トレイローディング式のBD-REドライブを搭載している。最近は据え置き型前提のノートPCでも省かれている場合もあるが、まだまだ必要だという方もいるだろう。必要な方にとっては、外付けで接続するよりも内蔵していたほうが便利でありがたいはずだ。
通信機能は、1000BASE-T対応の有線LANと、IEEE802.11b/g/n対応の無線LAN、Bluetooth v4.0+LEを標準で装備する。BTOではより高速なIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LANに対応した無線LAN/Bluetoothモジュールを選ぶことも可能だ。
本体装備の端子類も充実している。映像出力としてHDMIとMini DisplayPortを左側面に搭載するほか、USB 3.0は4ポートを装備。さらに、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)、有線LAN、ヘッドフォン、マイクのほか、S/P DIF出力端子(同軸)も備えている。液晶上部には200万画素Webカメラも内蔵する。
→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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