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わずか1キロなのにマグネシウムリチウム&カーボンで頑丈な「HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Edition」徹底チェック(前編)Specialなのにキャンペーンで13万8000円(税別)(2/3 ページ)

» 2015年06月16日 11時30分 公開

赤いヒンジは「Special Edition」の証

 12.5型ワイド液晶ディスプレイを搭載したボディのサイズは、約310(幅)×210(奥行き)×15.7(高さ)ミリだ。液晶ディスプレイのベゼルはやや広めで、フットプリントは13型ディスプレイ搭載クラスのUltrabookでよくあるサイズ感だが、最厚部の15.7ミリは特筆すべきポイントだ。カタログスペックにおける本体の重さは1キロで、実測でも1053グラムだった。

評価用機材を実測したところ1053グラムだった(評価担当者撮影)

 軽量化のため天板とパームレストにマグネシウムリチウム合金を採用する。底面パネルはカーボンファイバーを用いているが、ラバー調のコーティングを施しているので、カーボンファイバー特有の“織り込みパターン”は確認できない。本体のカラーリングは深みのあるシルバーとブラックで、使用しているボディパネルの素材が異なる“通常版”と同じだが、Folio 1020 SEでは、ヒンジを赤くしてデザインのアクセントとしている。通常仕様のFolio 1020ではヒンジもシルバーのままだ。ちなみに、標準モデルFolio 1020のボディパネル素材は、アルミニウム/マグネシウム合金となるため、本体の重さは200グラム増しの1.2キロになる。

天面の外観は深みのあるシルバーのカラーリングで“通常版”と変わらないが、マグネシウムリチウム合金を採用する

赤色のヒンジがFolio 1020 SE限定のデザインアクセントとなっている

 本体を手に取ると、見た目のサイズ感以上に“軽く”感じる。それでいて、ボディの剛性は高い。1キロという軽量で最厚部15.7ミリの薄いボディなのに“きしみ”や“たわみ”といった現象は一切ない。本体を手にして持ち歩いたときのホールド感も良好だ。天板、パームレストともに、指紋が付きにくいコーティングを施している。触ってみると、底面に指紋はそれなりに付くものの、天板やパームレストでは気にならないレベルだ。

Folio 1020 SEのパームレスト表面には一定厚みで叩きだされたような美しい断面が確認できる。傷をつけるような“こすれ”にも強そうだ(評価担当者撮影)

参考として、Folio 1020 SEの天板(写真=左)と同じくマグネシウムリチウム素材を採用したLaVie Z(第1世代)の底面(写真=右)を比べてみる。Folio 1020 SEと表面処理が異なっていることが分かる(評価担当者撮影)
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