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わずか1キロなのにマグネシウムリチウム&カーボンで頑丈な「HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Edition」徹底チェック(前編)Specialなのにキャンペーンで13万8000円(税別)(3/3 ページ)

» 2015年06月16日 11時30分 公開
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ドッキングステーションでインタフェース拡張も可能

 本体搭載のインタフェースには、パワーオフ充電対応のUSB 3.0が2基、Type-Aコネクタ対応のHDMI映像出力、MicroSDスロット、同社のビジネスノートPC専用のドッキングステーション専用スロットを用意するほか、720p対応Webカメラにデュアルアレイマイクを備える。

正面

背面。赤いアクセントラインとともにHPのノートPCでおなじみの社名ロゴを刻印する、

左側面には奥からセキュリティロックケーブル用スロット、HDMI、USB 3.0(パワーオフ充電対応)、MicroSDスロットを搭載する

右側面には、手前からオーディオ出力/オーディオ入力、USB 3.0(パワーオフ充電対応)、ドッキング専用コネクタ、電源コネクタを用意する

 本体にはステレオスピーカーを内蔵し、音質補正ユーティリティとしてDTS Studio Soundを導入した。音量はそれなりに大きくできるものの、音質については低音の再現性が厳しい。映像や音楽コンテンツを再生するのであれば、外付けスピーカーを活用したい。

 映像出力インタフェースでは、専用コネクタに接続して使う携帯用インタフェース拡張ユニットを用意していて、有線LANとアナログRGB出力を増設できる。加えて、オプションでドッキングステーションを用意しており、本体を載せるだけで4基のUSB 3.0と2基のDisplayport、有線LAN、アナログRGB出力を増設できる。

インタフェース拡張用の携帯ユニットと据え置き型ドッキングステーション

実測した重さは、携帯ユニットが36グラム、ドッキングステーションで750グラムになる(評価担当者撮影)

 バッテリー容量は4セル36ワットアワーで、公称の駆動時間はMobilemark2012の測定で最大約9時間。JEITA Ver2.0測定で約7.6時間としている。ベンチマークテストを使った実測値は後編で紹介する。バッテリーは本体に内蔵しており、ユーザーによる着脱は想定していない。

 標準付属の45ワットACアダプタは、実測サイズが94.5(幅)×39.5(奥行き)×28(高さ)ミリ、ケーブルを含む重さは255グラムだ。容量が異なるものの、日本HPが従来用意していた65ワットHPスマートACアダプタのケーブルを含む重量が約358グラムだったので約100グラム程度軽くなった。

 ACケーブルは2芯VCTFK(ビニルキャブタイヤ長円形コード)を使っている。日本HPのビジネスノートPCで従来使用してきた3芯VCTF(ビニルキャブタイヤ円形コード)と比較して薄くて軽くなったばかりか、屈曲性が高まり使い勝手が向上した。円形タイプのDCコネクタも7.4ミリ径から4.5ミリ径へと小型になり、形状もL型に変更した。日本HPは、本体右側におけるスペースの“ムダ”がなくなったと説明する。


 以上、HP EliteBook Folio 1020 G1のハイエンドモデルである“ Special Edition”について、薄く軽く、かつ、頑丈なマグネシウムリチウムイオン合金をはじめ、本体インタフェース、基本スペックをチェックした。後編では、キーボードや高機能なタッチパッド、そして、Core Mが発揮する処理能力とバッテリー駆動時間、さらに、金属製薄型ボディで気になる高負荷動作時の発熱をテストしていく。

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