2TバイトSSDが10万円前後でデビュー! アキバでの評判は?古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2015年08月31日 15時17分 公開

「HDDの領域まで攻めていく草分けになるかも」――850 EVO 2Tバイトの評判

 先週のアキバで最も目立っていたのは、サムスンの2.5インチSATA SSD「850 EVO MZ-75E2T0B/IT」だ。コンシューマー向けSSDで最大容量となる2Tバイトの容量を有し、価格は10万円前後となる。

サムスン「850 EVO MZ-75E2T0B/IT」

 850 EVO MZ-75E2T0B/ITは、同社独自のMHXコントローラーと3D V-NAMDを採用しており、キャッシュ用に2GバイトのローパワーDDR3 SDRAMを積む。シーケンシャルリードは540Mバイト/秒、同ライトは520Mバイト/秒だ。

 入荷したショップの反応は軒並み上々だった。パソコンハウス東映は「同シリーズの1Tバイトモデルが約5万円なので、容量単価はほぼ同じです。最大容量を更新したモデルだからと跳ね上がったりしていないのは好感触ですね」と評価する。10万円のストレージながら週末までに数台売れたという声も複数聞かれ、売れ行きも順調な様子だ。

パソコンハウス東映のサムスンSSD価格表

 某ショップはこの割安さを戦略価格とみる。「SSDメーカー各社の動きや発言をみていると数年前からHDD市場を食おうという姿勢がみえるんですよね。今回の2TバイトモデルはHDDの売れ筋である大容量ラインに切り込んだ製品といえます。それを“普通の”値段で出してきたところに意図を感じます」。

 なお、BUY MORE秋葉原本店によると9月4日には上位シリーズ「850 PRO」の2TバイトSSDも売り出される。予価は13万円前後。同店ではすでに問い合わせを数件受けているという。

2TバイトSSDの登場を知らせるBUY MORE秋葉原本店のPOP

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月19日 更新
  1. バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を (2024年04月17日)
  2. ノートPCに外付けキーボードを“載せて”使える「タイプスティックス/打ち箸」に新色 (2024年04月18日)
  3. さらなる高速化を実現! PCI Express 5.0接続SSDの新モデル「Crucial T705」を試して分かったこと (2024年04月18日)
  4. ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した (2024年04月16日)
  5. SwitchBotのミニプラグに不具合 「断続的にオン/オフを繰り返す、異音」などで該当製品の交換を呼びかけ (2024年04月17日)
  6. アイロボットが4万円切りの「水拭き対応ロボット掃除機」を投入 “一家に1台”を目指す (2024年04月17日)
  7. 無線LANルーター「Aterm」シリーズの一部に複数の脆弱性 設定変更や買い替えをアナウンス (2024年04月11日)
  8. 「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す (2024年04月17日)
  9. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  10. NVIDIA、Ampereアーキテクチャを採用したシングルスロット設計のデスクトップ向けGPU「NVIDIA RTX A400/A1000」を発表 (2024年04月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー