米Microsoftは9月9日(現地時間)、米Appleが同日発表した「iPad Pro」とそのOS「iOS 9」、Apple Watchの次期OS「WatchOS 2」のリリースに合わせ、「Office for iPad and iPhone」をアップデートすると発表した。
同社はAppleの発表イベントのiPad Proのコーナーで、Officeのデモを披露した。
Microsoftが紹介した新機能の一部を紹介する。
Outlookに添付されてきたOffice文書(Word、Excel、PowerPoint)をタップすると、iOS 9の「Split View」で対応するOfficeアプリが右側に起動し、すぐに添付ファイルをチェック・編集できる。
メール本文を開いたまま添付文書を編集し、完了したらバックボタンをタップすることで完成した文書を添付したOutlookの新規メールが開く。
iPad上のPowerPointを外部ディスプレイで表示する場合、「Presenter View」機能でiPadでのみSplit ViewでアンチョコのOneNoteのメモを表示できる(外部ディスプレイにはPowerPointのみ表示される)。
iPad Proの専用スタイラス「Apple Pencil」に対応し、Office文書にApple Pencilで手書きの注釈を追加できる。
Microsoft Translatorは同社が8月にApple WatchおよびAndroid Wear端末に対応させた50カ国語に対応する翻訳アプリだ。WatchOS 2では、直前の翻訳やピンしておいた翻訳をすぐに再生する機能や、ユーザーの位置情報と時間情報に基いて、適切な言語での挨拶が表示される機能が使えるようになる。右の図は、メキシコに午後滞在中の英語ユーザーのApple Watchに表示されたメキシコ語での「こんにちは」(ブエノスタルデス)だ。
iOS 9とWatchOS 2のリリースは9月16日、iPad Proの発売は11月の予定だ。
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