基本性能において、多くのスティック型PCとの違いは少ない。キーボードやマウスなどは付属していないため、運用には別途用意しておく必要がある。Bluetoothに対応しているが、初回のセットアップではUSB接続のキーボードやマウスが必要だ。この点も多くのスティック型PCと同じだ。
CPUには、Atom Z3735F(1.33GHz、4コア4スレッド)、システムメモリはDDR3L 1333MHzを2Gバイト搭載する。ストレージはeMMC接続の容量32Gバイトで、デバイスマネージャーから確認する限りでは、東芝の「032GE4」を実装する。このほか、拡張ストレージにも使えるmicroSDスロットを1基用意している。電源はUSB電源供給型のACアダプタ経由で供給する。
ハードウェア構成の特徴としては、利用可能なUSB 2.0を2基用意されている点だ。通常のUSB 2.0 Type-AとMicro USBという構成だが、Micro USBからUSB Type-Aに変換できるアダプタが標準で付属する。このおかげで、初期セットアップにデスクトップPC用のUSBマウスとキーボードが使用できるのは非常に便利だ。このほかの付属品としては、全長約25センチほどのHDMIの延長ケーブルが付属している。
ネットワークについては、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0が利用できる。マウスやキーボード、ヘッドフォンなどについてはBluetoothを使用することも可能だ。本体のサイズは実測で約110(幅)×40(奥行き)×18(高さ)ミリとなっている。本体中央部には小型の冷却ファンを内蔵する。ファンは日本製のものを使われている。電源スイッチは本体の右側面に用意して、電源が入った状態ではブルーのランプが点灯する。
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