スティック型PCで使うWindows 10ってどんなんかなー「Diginnos Stick DG-STK2F」で試す1万円台半ばで買えるWindows 10 PC(2/3 ページ)

» 2015年09月18日 10時10分 公開

USBが2基同時に使えるありがたさ

 基本性能において、多くのスティック型PCとの違いは少ない。キーボードやマウスなどは付属していないため、運用には別途用意しておく必要がある。Bluetoothに対応しているが、初回のセットアップではUSB接続のキーボードやマウスが必要だ。この点も多くのスティック型PCと同じだ。

 CPUには、Atom Z3735F(1.33GHz、4コア4スレッド)、システムメモリはDDR3L 1333MHzを2Gバイト搭載する。ストレージはeMMC接続の容量32Gバイトで、デバイスマネージャーから確認する限りでは、東芝の「032GE4」を実装する。このほか、拡張ストレージにも使えるmicroSDスロットを1基用意している。電源はUSB電源供給型のACアダプタ経由で供給する。

正面には内蔵するクーラーファンのスリットを設けている

背面にも吸気用スリットを用意した

一方の側面にはMicro USBとmicroSDスロットを用意する

もう一方の側面には給電用のMicro USBとType-AのUSB、電源ボタンを備える

デバイスマネージャーで確認した評価用機材のハードウェア構成。ストレージは東芝製「032GE4」を搭載している

CPUはAtom Z3735Fで統合するグラフィックスコアはIntel HD Graphicsと、構成はほかのスティック型PCと変わらない

 ハードウェア構成の特徴としては、利用可能なUSB 2.0を2基用意されている点だ。通常のUSB 2.0 Type-AとMicro USBという構成だが、Micro USBからUSB Type-Aに変換できるアダプタが標準で付属する。このおかげで、初期セットアップにデスクトップPC用のUSBマウスとキーボードが使用できるのは非常に便利だ。このほかの付属品としては、全長約25センチほどのHDMIの延長ケーブルが付属している。

標準でMicro USBからUSB Type-Aに変換できるアダプタとHDMIの延長ケーブルが付属する

 ネットワークについては、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0が利用できる。マウスやキーボード、ヘッドフォンなどについてはBluetoothを使用することも可能だ。本体のサイズは実測で約110(幅)×40(奥行き)×18(高さ)ミリとなっている。本体中央部には小型の冷却ファンを内蔵する。ファンは日本製のものを使われている。電源スイッチは本体の右側面に用意して、電源が入った状態ではブルーのランプが点灯する。

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