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「Surface Book」と「Surface Pro 4」はどちらを選べばいい?――Microsoft新モデルを徹底チェックSurface Pro 3との比較も(3/6 ページ)

» 2015年10月07日 16時30分 公開
[前橋豪ITmedia]

液晶ディスプレイの違い

 タブレット本体では、キックスタンドやインタフェースの有無だけでなく、画面サイズの違いも大きい。

 いずれもアスペクト比は3:2でそろえているが、Surface Bookは3000×2000ピクセル表示の13.5型ディスプレイ、Surface Pro 4は2736×1824ピクセル表示の12.3型ディスプレイを採用しており、Surface Bookのほうが画面を広く使える。

 画素密度はどちらも約267ppi(pixels per inch:1インチあたりのピクセル数)で、iPad Pro/Air 2(264ppi)とほぼ同じ精細さだ。色域はsRGBを100%カバーし、色調整して出荷されるという。表面のカバーガラスは堅牢性の高い「Gorilla Glass 4」だ。

 Surface Pro 4はSurface Pro 3に比べて、フットプリントはそのままに、狭額縁設計で画面サイズを12型から12.3型に大型化しつつ、解像度も2160×1440ピクセル(約216ppi)から2736×1824ピクセル(約267ppi)に高精細化しているのが目を引く。ちなみに、狭額縁化に伴い液晶ディスプレイの右フレームにあったWindowsボタンは省かれている。

Surface Pro 4/Surface Book Surface Pro 4は2736×1824ピクセル表示の12.3型ディスプレイ(左)、Surface Bookは3000×2000ピクセル表示の13.5型ディスプレイを採用(右)。いずれも画素密度は約267ppiと高精細だ
Surface Book/Surface Pro 4/Surface Pro 3の比較
製品名 Surface Book Surface Pro 4 Surface Pro 3
画面サイズ 13.5型
(10点マルチタッチ対応)
12.3型ワイド
(10点マルチタッチ対応)
12型ワイド
(10点マルチタッチ対応)
アスペクト比 3:2 3:2 3:2
ディスプレイ解像度 3000×2000ピクセル(約267ppi) 2736×1824ピクセル(約267ppi) 2160×1440ピクセル(約216ppi)

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ペン機能の違い

 Surfaceと言えば筆圧対応のペン機能だが、Surface BookもSurface Pro 4も進化した「Surface Pen」を採用する。同社が「PixelSense」と呼ぶ技術により、視差や遅延を低減し、ペンの操作性を高めている。

 ペン自体も筆圧検知レベルが従来の256段階から1024段階に強化されたほか、ペンの背面を消しゴムとして使える機能が加わった。ペンの固定についても従来のシール式ペンホルダーではなく、本体側面にマグネットで吸着するようになっている。

 また、ペン先を交換することで書き味を変化できるアクセサリ「Surface Pen Tip Kit」も追加され、よりクリエイティブユースにも使いやすくなった。

Surface Pro 4 ペン機能は筆圧検知のレベルが上がり、視差や遅延も低減したという(写真はSurface Pro 4)
Surface Pen 新しくなったSurface Pen(右)と、書き味を変更できる「Surface Pen Tip Kit」(左)
Surface Book/Surface Pro 4/Surface Pro 3の比較
製品名 Surface Book Surface Pro 4 Surface Pro 3
Surface Pen 付属(筆圧1024段階) 付属(筆圧1024段階) 付属(筆圧256段階)

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