新VAIO Zの「勝色ダブルアルマイト仕様」と「Z ENGINE基板アクセサリー」に迫る:遊び心と異常なこだわり(1/2 ページ)

» 2016年01月28日 06時00分 公開
[前橋豪,ITmedia]

VAIO Zファン必見の「お楽しみ企画」とは?

 VAIOが培ってきた先進的なモバイルPC開発・製造技術を象徴するハイエンドモデル「VAIO Z」。2016年2月16日より受注を開始する新ラインアップは、ユーザーニーズに応えた「クラムシェルモデル」の追加、Skylakeこと第6世代Core(TDP 28ワット版)やNVMe対応PCIe SSDの採用によるパフォーマンス強化が主な変更点となる。

 この新VAIO Zでユニークな試みとして注目したいのが、VAIOファンに向けた3つの「お楽しみ企画」だ。キー印字が全くない無刻印キーボードに、特別カラーのVAIOロゴという特別オプション、そして初回購入特典の特製アクセサリーを用意している。このうち無刻印キーボードは紹介済みなので、残る2つをじっくり見ていこう。

VAIO Zの無刻印キーボードモデルと初回購入特典アクセサリー。アクセサリーには見た目からは分からないこだわりが凝縮されている

さりげないハイエンドの主張――勝色ダブルアルマイト仕様

 まずは特別カラーのVAIOロゴである「勝色ダブルアルマイト仕様」をチェックする。これは天板に刻まれたVAIOロゴが、光の反射で紫がかった青色に輝くというもの。勝色とは、ソニーから独立したVAIO新会社が掲げるコーポレートカラーだ。理性を表す「青」に、初代VAIOのボディーカラーでもあり感性を表す「紫」を融合した紺色の一種で、その名前は武士が縁起物の“勝色”として好んだことに由来する。

勝色ダブルアルマイト仕様(クラムシェルモデル) VAIO Zクラムシェルモデルの天板にあしらわれた「勝色ダブルアルマイト仕様」のVAIOロゴ。ダイヤモンドカットされたVAIOロゴの部分のみ、紫がかった青色(勝色)に染色されており、光の反射でキラリと輝く
通常のロゴ 通常のVAIOロゴ。このように染色されておらず、カラーはシルバーとなっている

 VAIO Zの天板は、表面を研磨して微細な凹凸を作ったブラスト加工アルミニウムで、東陽理化学研究所と共同開発したものだ。成型、ブラスト後にアルマイト処理(陽極で電解処理し、人工的に酸化皮膜を生成させる処理)を行い、耐食性を高めている。この天板にダイヤモンドカットでVAIOロゴを刻めば、天板の製造は完成だ。ダイヤモンドカットのVAIOロゴは、光の反射で鏡面のような銀色に輝き、高級感を演出してくれる。

 今回の勝色ダブルアルマイト仕様とはその名の通り、2回のアルマイト処理を重ねることで実現している。VAIOロゴを刻んだ後、特別工程で2回目のアルマイト処理を行い、ダイヤモンドカットされたVAIOロゴ部分のみを染色して仕上げているのだ。

製造工程 勝色ダブルアルマイト仕様の工程(VAIO提供資料)

 これにより、ブラックもしくはシルバーの天板カラーは変わらず、VAIOロゴのみ色が付いた状態となる。遠目には通常のモデルと全く変わらないが、近づいてよく見ると、VAIOロゴだけ違った色で光っているのが分かるという“通好み”の仕様だ。天板全体を勝色で染めてもよかったのではないかと思うが、このさりげなさがVAIOの美学なのだろう。

勝色ダブルアルマイト仕様(フリップモデル) VAIO Zフリップモデルの天板に適用した勝色ダブルアルマイト仕様のVAIOロゴ。フリップモデルの場合、ロゴの位置は下のほうになる

 この勝色ダブルアルマイト仕様だが、購入時に仕様をカスタマイズできるVAIO OWNER MADE(VOM)モデルにおいて、Core i7-6567U(3.3GHz/最大3.6GHz、4MBキャッシュ)と16GBメモリのハイエンド構成を指定したときのみ選択可能な特別オプションとなっている。つまり、勝色はハイエンド構成の証でもあるわけだ。

こちらはVAIO提供の製品画像。ブラック(左)とシルバー(右)の例
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