さらに安価なライン、プロセッサ内蔵GPUでできるかぎりハイスペックを目指したいというユーザーにヒットしそうなキーパーツも登場している。AMDのAPU「Athlon 5370」だ。価格は6200円前後。
Athlon 5370はSoC向けプラットフォームAM1に対応する最上位APUで、2.2GHz動作の4コアプロセッサと600MHz動作のRadeon GPUを内蔵している。TDPは25ワットだ。
低価格帯のため、発売直後にはまだ目立った売れ方はしていなかったが、取り扱うショップの評価はおおむね高かった。パソコンSHOPアークは「サブマシンやファイルサーバ用ながら、ある程度はサクサク動く性能が欲しいという人にはちょうどいいモデルだと思います。AM1対応のAPUは2年近く追加されていないから、乗り換え需要があるかもしれません」と語る。
一方で、「AM1のリファレンスクーラーは本当に取り付けが難しいです。乗り換えたいけど、そのトラウマがじゃまになっている人もいるかも」(某ショップ)といった心配の声も聞かれた。ちなみに、現在ではサードパーティ製クーラーが複数出回っている。
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