ASUSTeKのGTX 950搭載カードが「補助電源なしの最強」と評判に古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2016年03月28日 16時17分 公開

「省電力ハイスペックの決定版になるかも」――ASUSTeK「GTX950-2G」がデビュー

 先週複数のショップで話題になっていたのは、ASUSTeKのグラフィックスカード「GTX950-2G」だ。GeForce GTX 950搭載モデルとしては補助電源なしで使える初のモデルで、価格は2万1000円前後となる。

ASUSTeK「GTX950-2G」

 GeForce GTX 950のリファレンスカードは消費電力が90ワットあり、PCI Express x16スロット(最大75ワット給電)からの不足分を6ピンの補助電源(最大75ワット)で補う仕様になっている。GTX950-2Gはカード全体の消費電力を抑えることでPCI Express x16スロットのみの給電で稼働できるようにしているのが特徴だ。

 入荷した某ショップは「動作クロックは定格値を超えていますが、電力を抑えるために若干パフォーマンスを抑えているようです。それでも補助電源なしで最強のカードになるので、間違いなく売れるでしょう」と話していた。

 TSUKUMO eX.も「GeForceで補助電源なしとなるとGTX 750 Tiモデルが最上位でしたが、これでさらに上が目指せるようになったといえます。省電力でハイスペックマシンを目指す決定版になりえます。追ってMSIからも同種のカードが出るようですし、GPU単位でシフトしていくでしょうね」と予測している。

GTX950-2Gの基板。補助電源部分がブランクになっている

 なお、補助電源なしのハイスペックカードとしては、2015年12月に日本独自GPU「Radeon R7 360E」を搭載した玄人志向の「RD-R7-360E-E2GB-JP」(1万3000円弱)も目立つ位置にあるが、某ショップは「現在も売れていなくはないですが、性能的にはGTX 750とどっこいどっこいですからね。性能重視なら余裕でGTX950-2Gだと思います」と断じていた。

2015年12月に登場した玄人志向「RD-R7-360E-E2GB-JP」

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