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» 2016年05月31日 19時30分 公開

個人のファイルはどのフォルダに保存? バックアップは?:NAS初心者のためのSynologyファイルサーバ使いこなし術 (3/5)

[ITmedia]

専用フォルダへの保存はスマホからのアクセスなどさまざまな利点あり

 一方、個人のファイル以外に、家族旅行の写真のように家族全員で共有したいファイル、また音楽ファイルのように他の家族も使う可能性があるファイルもあるだろう。こうしたファイルについては前述の個人のホームフォルダではなく、PhotoフォルダやMusicフォルダ、Videoフォルダといった専用のフォルダに保存するとよい。

Synology NASの場合、冒頭で紹介したセットアップ手順の中で「Synology 推奨パッケージのインストール」をスキップせず指示通りに行っておけば、Homesフォルダ以外に、Photo、Music、Videoといったフォルダが自動生成される

 これらの専用フォルダにファイルを保存するメリットはいくつもある。1つは、それぞれのファイル形式に応じたNASアプリが利用できること。写真の場合はアルバムの作成や外部公開が行える「Photo Station」、音楽の場合はWebブラウザ上での再生インタフェースを備える「Audio Station」、動画では「Video Station」といった専用アプリが用意されており、共有などが容易になるほか、スマホアプリを組み合わせることでスマホでの閲覧も可能になる。

写真は「photo」フォルダの中に保存しておくとよい

「photo」フォルダの中に保存した写真は、NASアプリ「Photo Station」でアルバムを作成したり、共有することが可能。写真ごとのExif情報を表示することもできる

「Photo Station」と連携するスマホアプリ「DS Photo」を使えばスマホでの閲覧も可能

 また、これら専用フォルダに保存したファイルは、その種類に応じてインデックスやサムネイルが作成されたり、またビデオであればモバイルデバイス向けのビデオ変換が有効になり、その結果ファイルの検索やモバイルデバイスでの再生が最適化される。

 つまりファイルの種類に応じたチューニングが施されており、そこに保存するだけで恩恵を受けられるので、使わなければ損というわけだ。DLNAに準拠したデバイスから呼び出してテレビ画面などで表示する場合も、これら専用フォルダに保存しておいたほうがよい。

専用フォルダに保存したファイルはその特性に応じて最適化される。ほかのフォルダに保存した場合は恩恵は受けられないことがほとんどだ

 もう1つ、このようにファイルの種類ごとに専用のフォルダに保存しておけば、それらの特性に応じたバックアップ先を指定できるのも、メリットと言っていいだろう。例えばファイルサイズが大きい動画をまとめたVideoフォルダは大容量のUSB HDDにバックアップし、個人のホームフォルダはクラウドにバックアップする、といった具合だ。これについては次の章で詳しく見ていくことにしよう。

バックアップは基本的にフォルダ単位で行うので、ファイルの種類ごとに専用のフォルダに保存しておくことで、ファイルの特性に応じたバックアップが容易になる

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