今回紹介する上海問屋の高感度ドライブレコーダーは、まるでコンパクトデジタルカメラのような上海問屋オリジナルのパッケージデザインが目を引く。製品本体は、カッパーのメタリックカラーに大きなレンズをどーんと配置している見た目が特徴的で、「ドライブレコーダーといえばブラックのボディー」という概念をいい意味で裏切ってくれる。本体サイズは、約63(幅)×70(高さ)×29.6(奥行き)ミリで、重量は約124.6グラム(スタンドを除く)だ。
製品名にもあるように、カメラには高感度CMOSセンサーを搭載しているほか、白飛びや黒つぶれを防止する補正機能(WDR)が売りとなっている。動画サイズは最大1080p(1920×1080ピクセル)でH.264(MOV形式)による撮影が可能だ。静止画の場合は有効1200万画素(JPEG形式)で撮影できる。画角は約120度(同社調べ)で、横の視界も広い。
といっても数字を並べただけでは実力がさっぱり分からないので、この製品で撮影した映像を実際に確認してみよう。YouTubeの右下にある画質設定で、1080pを選択すると本来の画質を確認できる。
ご覧の通り、1万円以下で購入できるドライブレコーダーとは思えないほど鮮明に撮影できる。ここまできれいに撮れてしまうと、万が一のためのカメラではなく、ドライブの風景を撮影する車載用カメラとしても使えるのではないだろうか(動画をつなげる編集が必要になるが……)。ちなみに今回は映像を用意できなかったが、筆者が趣味でサーキット走行を行う際に撮影する車載映像も、このドライブレコーダーで行っている。わざわざカメラをマウントするグッズなどを用意して設置することなく、勝手にドライブレコーダーで撮影してくれる、しかも映像がきれい。最高である。
ちなみに動画ファイルは10分間で1GB弱ほどになる。32GBのmicro SDHCカードであればおよそ1時間半程度まで撮影できると考えていいだろう。ちなみに仕様上はクラス6以上のmicro SDカード(32GBまで)を推奨しているが、筆者は64GBのmicro SDXCカードが使用できることを確認している。
本体には2.31型のディスプレイを搭載している。その場で撮影データを確認できるほか、各種設定メニューなどもしっかり日本語(フォントもきれい)で行えるのがうれしい。PCやスマートフォンを介さずに動画をチェックできれば、事故発生直後に警察官へすぐ動画を見せられる……なんてことが可能になる。ちなみにGセンサーも内蔵しているので、強い衝撃があったときに録画していた動画ファイルは、上書きされないように自動でロックできる。
撮影サイズはフルHDのほかに720p(1280×720ピクセル)、WVGA(848×480ピクセル)、VGA(640×480ピクセル)の計4つから選ぶことができる。用途とメモリカードの容量で選択するといいだろう。録画ファイルは、ループ録画の項目で設定した時間ごとに生成される。ちなみに、モードを切り替えれば静止画の撮影も可能だ。今やスマートフォンがあるので使用頻度はそこまで高くないだろうが、いざというときに役立つ。
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