アキバの“VR化”が加速中古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2016年07月11日 14時42分 公開

「注目している人の層が本当に厚い」――VR専門店が続々登場

 先週注目を集めていたのは、HTCのVRギア「HTC Vive」だ。VR用のヘッドマウントディスプレイと両手で握るタイプのコントローラー、ユーザーの動作を追跡するベースステーションをパッケージングしたもので、税込み価格は10万8000円前後。国内向けのオンラインストアでは6月から販売していたが、7月7日に店頭販売が始まり、複数のPCパーツショップに入荷していた。

PCパーツ通り。左のドスパラ秋葉原本店の5階には「ドスパラ VRパラダイス」が作られ、右の「LEVEL ∞HUB」の入り口には「HTC Vive 正規取扱販売店」のシールが張られた

 ドスパラ パーツ館は「初日から指名買いが殺到していて、週末を待たずに在庫切れになってしまいそうな勢いです」と話す。GeForce GTX 1080/1070やRadeon RX 480を搭載するVR対応のグラフィックスカードと一緒に購入する流れも出ているそうだ。

 「元々VR目当てで最新GPUを待っていたという方も少なくないですからね。VRと最新のグラフィックスカード、それに見合ったマシンの再構築……と、複合的なブームが来るかもしれません」(同店)。

HTC「HTC Vive」

 その流れはアキバ自作街全体で強く後押ししているようにもみえる。HTC Viveの店頭販売にあわせて、ツクモパソコン本店IIIはVRが体験できる専用コーナー「ツクモVR.」にリニューアルし、ドスパラ秋葉原本店の5階にも同じくVR専門フロア「ドスパラ VRパラダイス」がオープン。ユニットコムのゲーミングPCショップ「LEVEL ∞HUB」などでもデモ機を設置するようになっている。

 あるベテラン店員氏は「複数のPCパーツショップがハコ単位で専門の売り場を作るというのは、3Dプリンタも3Dゲーミングのときでもなかったですから。今回は久方ぶりに街のカラーを変える勢いがあるように思います。VRが自作PCの太い活路になりうる存在なのは間違いないでしょう」と力強く話していた。

ツクモパソコン本店脇の角地にあるツクモVR.」

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