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注目は「キーボードPC」!? HPのコンシューマー/ビジネス向けPCに新製品CES 2026

» 2026年01月06日 16時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 HPは1月5日(米国太平洋時間:以下同)、PCと各種周辺機器の2026年モデルを発表した。この記事では発表された主な製品を紹介する。

 なお、今回発表された製品の日本での展開は未定で、日本法人である日本HPから別途発表が行われる予定だ。

新製品 HPがCES 2026に合わせて新製品をリリース

HP OmniBook Ultra 14

 コンシューマー向けの14型ノートPC「HP OmniBook Ultra 14」の新モデルは、Qualcommの新型SoC「Snapdragon X2シリーズ」を搭載するQualcommモデルと、Intelの新型CPU「Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)」を搭載するIntelモデルが用意される。いずれも近日中に発売される予定だ。

Qualcommモデル

 Qualcommモデルでは、HP限定の“特別版”Snapdragon X2 Eliteを搭載する構成が用意されている。特別版は通常版よりもNPUの処理パフォーマンスを高めていることが特徴で、ピーク時の処理パフォーマンスは80TOPSから85TOPSに引き上げられている。主にNPUを使ったAI処理を高速にこなしたいユースケースに適している。

 ボディーカラーはストーンブルーのみとなる。

HP OmniBook Ultra 14 HP OmniBook Ultra 14のQualcommモデルは、「ストーンブルー」1色のみ

Intelモデル

 Intelモデルでは、強力な内蔵GPUを備えるCPUを選択可能だ。そのため、GPUへの依存度が高いAIアプリケーションを使いたい場合に適する。

 ボディーカラーは「エクリプスグレー」と「シルクサンド」の2色から選択できる。

カラー HP OmniBook Ultra 14のIntelモデルは、「エクリプスグレー」(写真)と「シルクサンド」の2色展開となる

共通仕様

 メモリはLPDDR5X規格で、容量は16GB/32GB/64GBから選べる。SSDはPCI Express 4.0接続で、容量は512GB/1TB/2TBを用意している。OSはWindows 11 Homeだ。

 ディスプレイは2880×1880ピクセルの有機ELで、タッチ操作にも対応する。リフレッシュレートは最大120Hzで、輝度は最大500ニト(HDR表示時は1100ニト)となる。

 拡張ポートはUSB4(USB 40Gbps)×3と、イヤフォン/マイク端子を備える。USB4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応し、Intelモデルについては「Thunderbolt 4」の要件も満たしている。ワイヤレス通信はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetooth 6.0に対応する。

HP OmniStudio X All-in-One

 ディスプレイ一体型デスクトップPC「HP OmniStudio X All-in-One」の新モデルは、23.8型(HP OmniStudio X 23.8 All-in-One)と27型(HP OmniStudio X All-in-One)の2サイズが用意されており、Intel製CPUを搭載するIntelモデルと、AMD製APU(GPU統合型CPU)を搭載するAMDモデルが用意されている。いずれも近日中に発売される予定だ。

HP OmniStudio X All-in-One HP OmniStudio X 27 All-in-One

 最新のCore Ultraプロセッサ(シリーズ3)や「Ryzen AI 400シリーズ」を搭載する構成も用意されており、27型のCore Ultraプロセッサ(シリーズ3)搭載構成では、外部GPUとしてGeForce RTX 5050を搭載したモデルも用意されている。

 本製品は「AIを含むパフォーマンスを重視する」構成から、「NPU抜きでコストを重視する構成」まで、バリエーションが豊富なことも特徴だ。購入の際はスペックをよく確かめたい。

HP EliteBook X G2

 ビジネス向け14型ノートPC「HP EliteBook X G2」は、EliteBook Xの第2世代モデルだ。本世代ではCore Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載するIntelモデル(HP EliteBook X G2i)、Ryzen AI 400プロセッサを搭載するAMDモデル(HP EliteBook X G2a)、そしてSnapdragon X2シリーズを搭載するQualcommモデル(HP EliteBook X G2q)を選べる。

 Intelモデルについては約999gの「軽量構成」と、コンバーティブル式の2in1モデル(HP EliteBook X Flip G2i)も用意されている。発売予定時期は以下の通りだ。

  • Intelモデル(軽量モデルと2in1モデルを含む):2月
  • AMDモデル/Qualcommモデル:2026年春

 ボディーカラーは「グレイシャーシルバー」「アトモスフェリックブルー」の2種類を用意している。ただし、Intelモデルの軽量構成はアトモスフェリックブルーのみとなる。Intelモデルの通常構成(クラムシェル型)については、追加で「エクリプスグレー」も選択可能だ。

HP EliteBook X G2 HP EliteBook X G2ファミリー

HP EliteBoard G1a

 「HP EliteBoard G1a」は、HPが提唱する“新機軸”のデスクトップPCだ。USB PD給電対応のディスプレイとの接続を前提に、フルサイズキーボードの中にPCの機能を収めていることが特徴で、「Copilot+ PC準拠のAI PCをどこにでも持ち運べる」というコンセプトも斬新だ。発売は3月を予定している。

HP EliteBoard G1a 一見フルサイズキーボードにしか見えない「HP EliteBoard G1a」だが、れっきとしたPCである(画像は着脱式ケーブル構成)

 モデル名からも察せる通り、本製品はAMD製APU(Ryzen AI 300 PROシリーズ)を搭載するAMDモデルのみとなる。選べるAPUは以下の通りだ。

  • Ryzen AI 5 330 PRO(4コア8スレッド)
  • Ryzen AI 5 340 PRO(6コア12スレッド)
  • Ryzen AI 7 350 PRO(8コア16スレッド)

 メモリはDDR5-5600規格のSO-DIMMで、最大64GB(32GB×2)まで搭載できる。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSD(最大2TB)だが、Ryzen AI 5 330 PRO構成では32GBのeMMCを備える構成も選べる。

 ポート類はUSB4端子とUSB 3.2 Gen 2(USB 10Gbps)Type-C端子が1基ずつで、いずれもUSB PDによる給電とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応している。

 本製品には「着脱式ケーブル」構成と「ケーブル付き」構成の2種類があり、ケーブル付き構成を選ぶと本体にUSB4ケーブルが“追加”される(USB4ポートが2基備わることになる)。

 ワイヤレス通信はモデルによって「Wi-Fi 6E(IEEE.802.11ax)+Bluetooth 5.3」または「Wi-Fi 7+Bluetooth 6.0」となる。指紋センサーは電源ボタンとの一体型で、購入時のオプションだ。

 音響面ではステレオスピーカーとステレオマイクが内蔵されている。ディスプレイにスピーカーが付いていなくても、本製品だけで音を出すことが可能だ。

ケーブル付き構成 ケーブル付き構成の場合、画像のように本体からUSB4ケーブルが伸びる。着脱式ケーブル構成と同様にUSB4端子とUSB 3.2 Gen 2(USB 10Gbps)Type-C端子も備えているので、ポート類を増やしたい場合はケーブル付きを選ぶと良さそうだ
背面 背面にはUSB4/USB 3.2 Gen 2 Type-C端子の他、排気口が備わる(着脱式ケーブル構成)

 本製品はUSB PDによる給電(65W推奨)が前提となるため、基本的にはバッテリーを備えていない。ただし、32Wh(定格値)のバッテリーを内蔵するオプションも用意されており、バッテリー搭載構成ではいわゆる「モダンスタンバイ」にも対応する。

持ち運び 持ち運びに便利なソフトケースは、バッテリー付き構成を購入すると標準で付属する(バッテリーなしの場合は別売)

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2026年01月08日 更新
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