HPは1月4日(米国太平洋時間)、ビジネスユースやパーソナルユースを想定したPCや周辺機器の新製品を発表した。PCの新モデルは、早いもので3月から出荷される予定だ。この記事では、主なPCの新製品を紹介する。
なお、新製品の日本における展開は、現時点で未定だ。
「HP Elite Dragonfly G3」は、同社の軽量モバイルノートPC「HP Elite Dragonfly」の第3世代に当たる製品だ。ボディーカラーはSlate Blue(スレートブルー)とNatural Silver(ナチュラルシルバー)から選択できる。3月の発売を予定しており、価格は発売時期に近づいたら改めて発表するという。
従来のElite Dlagonflyシリーズは、アスペクト比16:9のディスプレイを搭載していたが、新モデルではアスペクト比3:2の13.5型ディスプレイを採用した。縦方向の解像度が増したことにより、1つの画面で表示できる情報量も増えている。搭載されるディスプレイは以下のいずれかで、オプションでタッチセンサーを追加することも可能だ。
ディスプレイ上部には顔認証対応の約500万画素のWebカメラを備えている。別途指紋センサーも搭載可能だ。
(※1)タッチ非対応モデルなし
CPUは第12世代Coreプロセッサを搭載し、モデルによっては「Intel vPro」や「Intel Evoプラットフォーム」にも対応する。メインメモリはLPDDR5規格で、最大32GBまで搭載できる(増設/換装不可)。ストレージはPCI Express 3.0接続のSSDで、容量は最大2TBとなる。
ポート類は、左側面にHDMI出力端子、nanoSIMカードスロット(LTE/5G対応構成のみ)、Thunderbolt 4(USB4)端子を、右側面にThunderbolt 4端子、USB 3.1 Type-A端子(常時給電対応)とイヤフォン/マイクコンボジャックを備えている。Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPortによる映像出力にも対応する。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(※2)とBluetooth 5.2に対応する他、オプションでモバイル通信(5G+LTEまたはLTE)やTile(Bluetoothを使った紛失防止タグ)も搭載可能だ。
ボディーサイズは約297.4(幅)×220.4(奥行き)×16.4または16.9(厚さ)mmで、最軽量構成の重量は約990gとなる。
(※2)6GHz帯での通信は一部の国/地域のみ対応(その他の国/地域では2.4GHz帯/5GHz帯のWi-Fi 6通信が可能)
「HP Elite Dragonfly Chromebook」は、Chrome OSを搭載するコンバーチブル式の13.5型2in1ノートPC(Chromebook)だ。「次世代のIntelプロセッサ」を搭載し、モデルによってはIntel Evoプラットフォームにも準拠する。Chromebookとしては初めてのIntel vPro対応モデルも用意される。大規模法人向けモデルである「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」と合わせて4月に発売される予定で、価格は発売時期に近づいたら改めて発表するという。
メインメモリはLPDDR4x規格で、最大32GBまで搭載できる(増設/換装不可)。ストレージはSSDで、容量は128GB、256GB、512GBから選べる。ディスプレイはアスペクト比16:10の13.5型液晶で、タッチ入力とペン操作にも対応する。解像度や輝度は、以下の仕様から選択できる。
ディスプレイ上部には約500万画素のWebカメラを備える。オプションで指紋認証センサーも追加可能だ。
ポート類は、左側面にHDMI出力端子、Thunderbolt 4端子とmicroSDメモリーカードスロットを、右側面にnano SIMスロット(LTE/5G対応構成のみ)、Thunderbolt 4端子、USB 3.1 Type-A端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを備えている。Thunderbolt 4端子はUSB PDによる電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(※2)とBluetoothに対応する他、オプションでモバイル通信(5G+LTEまたはLTE)も搭載可能だ。
ボディーサイズは約294.5(幅)×221.85(奥行き)×16.6または17.2(厚さ)mmで、最軽量構成の重量は約1.28kgとなる。
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