天空が12月19日ごろに日本で発売予定の「KONKR Pocket FIT」は、Androidを搭載したポータブルゲーム機だ。SoCにQualcomm Snapdragon G3 Gen 3を搭載した高性能モデルで、国内ではメモリ容量とストレージ容量の異なる5モデルを用意している。
価格は7万4800円(先行予約価格は6万7320円)からと、コストパフォーマンスも優れている。カラーバリエーションとスペック構成、価格は以下の通りだ。
今回は、国内で取り扱いのないメモリ12GB/ストレージ256GBモデルとはなるが、実機を借用したので使用感などを紹介する。
KONKR Pocket FIT(以下、Pocket FIT)は、ポータブルゲーミングPCなどで知られるAYANEOがサブブランドとして立ち上げたブランド「KONKR」の第一弾となる製品だ。
価格設定は抑えられているが、「AYANEO Pocket S」と同様の全面ガラスデザインを採用しており、安っぽさは感じない。
OSはAndroid 14で、6型(1920×1080ピクセル、リフレッシュレート最大144Hz)の液晶ディスプレイを採用している。ディスプレイを挟んだ両側にコントローラー(ゲームパッド)を配置している。
コントローラーにはカスタマイズ可能なRGBライトを備えたホール効果ジョイスティック、ABXYボタン、十字ボタン、ホール効果リニアトリガーとショルダーボタン、デュアルリアボタンなどがある。
上部に左右のトリガーボタンやカスタマイズボタンなどの他、電源ボタン、音量ボタン、排気口などが見える。なお、電源ボタンに指紋認証センサーは搭載しておらず、本機のロック解除はPIN、パターン、パスワードで行うトリガーボタンの深さを変更できるトリガーロックボタンを搭載するのは、AYANEOのAndroidデバイスとして初となる。
バッテリー容量は8000mAhとなる。さらに長時間プレイしたい人向けにバイパス充電にも対応しており、電源に接続した状態でも本体の発熱を抑制できるという。後述する管理コンソール「AYASpace」で、パフォーマンスモードを適切に設定すれば、省電力でのゲームプレイも行える。
インタフェースとして、フル機能を備えたUSB 3.2 Gen 2規格のType-C端子、microSDメモリーカードスロット、3.5mmヘッドフォンジャック、Wi-Fi 7の無線LAN、Bluetooth 6.0を採用しており、拡張性も高い。
大型の冷却ファンと銅製ヒートシンクにより、長時間のゲームプレイでも本体が熱を持ちすぎるのを防ぎ、安定したパフォーマンスを発揮するという。
名前に「FIT」とあるように、手のひらにピッタリフィットするようデザインされたウルトラフィットエルゴノミックグリップを採用したこで、握りやすく安定してプレイできるのも特徴だ。質感を向上させるために、プレミアムUVコートなる加工も施されている。それでは早速使ってみよう。
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