AYANEOのポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」は、Steam DeckやROG Allyのような形をしたゲームコントローラー一体型のポータブルゲーミングPCだ。
最大の特徴は方向キーやジョイスティック部分がモジュール化されており、着脱できる点だ。本記事ではモジュール着脱の様子や操作感、ゲームだけでなく、仕事に使えるかどうかも試した。
AYANEO 3のOSは、Windows 11 Home(64bit)を採用している。国内代理店の天空が直販サイトで取り扱っている構成やカラーバリエーションごとの製品ラインアップは以下の通りだ。今回はIndiegogoで入手した、Ryzen AI 9 HX 370(12コア24スレッド)搭載の最上位となるレトロパワーモデルを試用している。
本体下部には名前のないボタンとそのボタンで操作後の状態を示すインジケーターLED、マイク、USB4(USB Type-C)、microSDメモリーカードスロット、3.5mmヘッドセットジャックなどが並ぶ箱を開けると、AYANEO 3の目玉機能である「マジックモジュール」についての説明図を印刷したフタが目に入る。コントローラーがモジュール式で着脱できるだけでなく、ジョイスティックキャップやABXYボタンのレイアウトも取り換えられることが分かる。
AYANEO製品には、独自の管理アプリ「AYASpace」がインストールされている。これによりTDP、ジョイスティックの感度、ハプティックフィードバックの強さ、ジャイロスコープの感度などを簡単に設定できる。
AYANEO 3では、モジュール式コントローラーを採用しているので、AYASpaceにモジュールラッチの解放機能を追加している。AYASpaceクイックウィンドウを開き、取り外したいコントローラーをクリックするだけで「カチッ」という小気味良い音共にラッチが解放され、コントローラーが浮き上がる。
AYASpaceクイックウィンドウのマジックモジュールに関するタブ。この状態では「L」側のコントローラーラッチを解放する。両方同時に解放して取り外したい場合は、「One-click Pop Up」ボタンをクリックする取り外しは、本体下部にあるボタンでも行える。
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