天空は3月5日、AYANEO製の最新ポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」の実機をハイビーム秋葉原本店(東京都千代田区)で報道陣に初披露した。
AYANEO 3の最大の特徴は、付け替え可能なモジュール式コントローラーを本体に採用しているところだ。そうした機構をどのように使えるのか、さらに話題のゲームタイトル「モンスターハンターワイルズ」を快適にプレイできるのか、短時間ながら実機に触れられたので、その様子を紹介したい。
AYANEO 3は、Steam DeckやROG AllyのようなポータブルゲーミングPCだ。携帯ゲーム機のような見た目をしているが、OSにWindows 11を採用しているため、SteamやXbox Game Pass、Epic GamesストアといったPCプラットフォームのゲームをプレイできる。
本体のコントローラー部分を取り外して、別の形状のコントローラーに付け替えられる「Magic Module」という機構を採用している。標準でホール効果のあるジョイスティックと十字キー、ABXYボタンを搭載したコントローラーモジュールを装着しているが、ユーザーの好みやゲームタイトルに合わせて「タッチパッドジョイスティックモジュール」(タッチパッド+Dパッド+ABXYボタン)、「ファイティングモジュール」(ジョイスティック+8方向Dパッド+6ボタンモジュール)といったモジュールに付け替えられる。
標準コントローラーモジュール自体のカスタマイズも可能だ。「PlayStationスタイルにしたい」「ABXYボタンの配置を変えたい」といった場合に、ボタンの上下を入れ替えたり、付属の器具を使ってボタンを物理的に取り外したりもできる。ボタンを押し込んだ際の機能もAYANEO独自の管理アプリ「AYASpace」で変更できる。
Magic Moduleは、それぞれUSBのコントローラーデバイスとして認識される。AYANEO 3の下部にあるボタンを長押し(5秒間)するか、AYASpaceから取り外し機能を選択すると、コントローラーが物理的に飛び出して外れるという、かなりユニークな機構だ。
さらにAYANEOの製品で初となるリミットトリガー機構を採用している。トリガーボタンはレースゲームなどで微妙なアクセル操作が要求される場合と、FPSなどで短いストロークの方が都合が良い場合がある。AYANEO 3では背面にあるロックボタンを利用することで、約7.5mmの深いストロークから、約3mmの浅いストロークへと切り替えられる。
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