“モンハンワイルズ”を手に収まる画面でプレイできる不思議! モジュール式コントローラー採用「AYANEO 3」の実機を見てきた(3/3 ページ)

» 2025年03月06日 19時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ポータブルなのにモンハンを楽しめる!

 発表会では、モンスターハンターライズのプレイデモも披露された。画質を「バランス重視」にした状態ではあるが、映像が引っ掛かることなく動作することを確認できた。

発表会中に披露された「モンスターハンターライズ」のプレイ画面。前半はスタッフが、後半は記者の1人が試している場面だ

 デモ機ではフロントスピーカーとOLEDの美しいディスプレイで没入感が高いからか、スタッフも記者の1人も時間を忘れたかのようにゲームに没頭していたのが印象的だった。プレイ後のAYANEO 3を手渡してもらったが、CPUに高い負荷を掛けるゲームだったにもかかわらず排熱口からは思ったほどの熱風が出ておらず、グリップ部に至ってはほんのり温かいという程度であった。

 最後に、OLEDモデルとLCDモデルでの表示の違いを確認してみた。写真では分かりづらいが、下のLCDに対して上の有機ELでは締まりのある黒を表現できていること、また全体的に色が鮮明であることを確認できた。また、斜めから見た場合にLCDの方が暗かった。

有機ELモデルとLCDモデル 写真上がOLEDモデルで、下がLCDモデルだ
OLEDモデルとLCDモデル 斜めから見た両モデルの違い。どちらも輝度を最大にしているが、LCDモデルでは暗く見える

 とはいえ、ネイティブランドスケープディスプレイはLCDモデルのみ、OLEDは一般論として焼き付きを心配する声もある。ここは好みで選びたい。

AYANEO 3左側面 AYANEO 3の左側面
AYANEO 3右側面 AYANEO 3の右側面
AYANEO 3下部 こちらは下部。USB Type-CとOCuLinkの各端子、microSDメモリーカードスロットが見える
Magic Module Magic Moduleはスターリーブラックの他、スカイホワイトモデルも用意される。スカイホワイトはケースのみの展示だったが、スターリーブラックよりポップな印象だ
AYANEO 3の背面 こちらは背面。大きな給気口が見える
器具を使ってABXYボタンを取り外せる 付属の器具を使ってABXYボタンを取り外そうとしているところ

発売前の予約キャンペーンも実施

 気になる価格は、AMD Ryzen 7 8840U(32GB/1TB)OLEDモデルが16万8000円、AMD Ryzen AI 9 HX 370(32GB/1TB)OLEDモデルが22万3000円、同(64GB/2TB)OLEDモデルが27万8000円、同(64GB/4TB)OLEDモデル(レトロパワー)が31万8000円、同(64GB/2TB)LCDモデル(レトロパワー)が28万8000円となっている。レトロパワーの価格が若干高いのは、Magic Moduleが標準で付属するためだ。

 発売は6月中旬を予定しており、天空では3月17日までの予約で値引きするキャンペーンも実施する。

予約価格 各モデルの予約販売価格と特典

 予約をすると液晶保護フィルムとジョイスティックカバーも付属する。また、本体との同時購入でMagic Moduleセットが1万9800円のところ、半額の9900円となる。Magic Moduleセットは本体を購入すれば2セットなど複数購入できるので、色を変えてカスタマイズするのもいいだろう。

 天空の山田拓郎社長は「ゲームボーイなどボータブルゲーム機はさまざまな変遷をたどってきたが、AYANEO 3は全く新しい体験をもたらすだろう。AYANEOのアーサー・チャンCEOも、完成度が高い形態だと言っているので、今後はモジュール式の製品が増えそうだ」と私見を述べていた。

※記事掲載後、予約特典の期間に訂正が入り、それに伴い記事本文も修正しました(2025年3月8日午後1時)。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー