約6.8万円の新ARグラス「XREAL 1S」登場 “Switch 2”もつながる専用アクセサリー「Neo」も(1/3 ページ)

» 2025年12月03日 15時45分 公開
[渡辺まりかITmedia]

 XREALは12月1日、入力した映像を視界上に表示できるARグラスのエントリーモデル「XREAL 1S」と、ゲーム機などの映像入力が行えるハブ機能を備えたモバイルバッテリー型アクセサリー「XREAL Neo」を発表した。価格は順に6万7980円、1万4580円で、いずれも2026年1月下旬に発売する。

XREAL 1SとXREAL Neo XREAL 1S(写真手前)とXREAL Neo(写真奥)

2Dコンテンツを3Dコンテンツへリアルタイム変換するARグラス

 XREAL 1Sは、上位モデル「XREAL One」シリーズと同じ「XREAL X1チップ」(以下、X1チップ)を搭載し、空間上に表示させた映像の位置を疑似的に固定できるネイティブ3DoFをグラス単体でサポートしている。

 さらにエレクトロクロミック調光機能を搭載しており、3段階でグラス部分の透過度を変更できる。さらにユーザーの姿勢に合わせて透過と遮光をミリ秒単位でシームレスに切り替えるという「自動調光クロミック」機能も備わっている。

 そして同社が強くアピールするのが、PCやスマートフォンに接続して表示させた2Dコンテンツを3Dコンテンツにリアルタイム変換できる機能だ。

世界初 アプリやアクセサリーを使わずに、グラス内で2Dから3Dへの変換処理を行う

 これまでも専用アプリ内でコンテンツのリアルタイム3D変換を行うARグラスは存在していた。しかし、接続端末の性能に依存するところが大きく、場合によっては遅延やカクつきといった不具合が発生したという。XREAL 1Sの場合は、本体内のX1チップによって処理が完結するため、デバイスを問わず動作が安定するという。

 その他、前モデルのXREAL Oneでは視野角が50度だったのに対し、XREAL 1Sでは52度に拡大、解像度も1920×1080ピクセルから1920×1200ピクセルに増えている。

 スーパーワイドスクリーン表示のアスペクト比は32:9、リフレッシュレートは120Hzとなり、こちらはXREAL Oneと同様だ。

 輝度は600ニトから700ニトにアップした。サウンド面では、サラウンド機能も強化しているという。また、本体のカラーは従来のブラックからサイレントブルーと呼ばれる深みのある青に変更された。本体の重さは約82gで、こちらもXREAL Oneと変わりない。

概要 視野角と解像度、輝度の向上が図られた。音響の監修は前モデル同様、BOSEが行っている
カラーの変更 カラーがサイレントブルーへと変更された。テュフラインランド認証を取得済みで、目に優しい仕様は前モデル同様だ

 発表会に登壇したXREALの尾崎大介氏(PR Manager)は、「さらなるローカライズの徹底」と「ギークから一般ユーザーへ。ハイエンドから普及モデルへ」という、製品の普及に伴う戦略を打ち立てた上での新製品であると説明する。

ブランド戦略 ブランド戦略はさらなるローカライズだ
製品戦略 製品戦略として、XREALシリーズだけでなくARグラスそのものを一般ユーザーが当たり前のように使う世界の実現を掲げた

 同社の高天夫(コウ テンフ、Product Manager)氏は、XRグラスなどの未体験ユーザーから「大画面は欲しいが、ソフトや別購入のデバイスが必要なのが難点」「(ネイティブ3DoF非対応で映像が)追従するタイプでは、少しの振動でも酔うのではないか」といった声が寄せられていたという。

尾崎氏と高氏 XREAL PR Manager 尾崎大介氏(写真左)と、Product Manager 高天夫氏(写真右)

 さらにX1チップを搭載していない旧モデルの「XREAL Air2」などを体験したことのあるユーザーからは「もっと広い視野角が欲しい、本当の空間体験が欲しい」という声もあった。

2つの声 XREAL 1Sは、旧モデルの未体験ユーザーと体験済みユーザーの声をくみ取った製品に仕上がっているという

 これらの声を受け、「使い勝手が良い上に画面酔いが少なく、かつ体験の質を向上させた製品を開発しよう」ということで誕生したのがXREAL 1Sだったという。

 シリーズの製品名を「One 2」ではなく「1S」とした理由について、高氏は「Special(特別)でSuperior(優れた)製品の“S”である」と説明した。

「1S」の理由 「1S」とした理由について
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月26日 更新
  1. Apple製品が一斉値上げ、Mac Studioは9万円超も 主要モデルの新価格まとめ (2026年06月25日)
  2. 血管の健康状態も可視化! サブスク不要で「振動通知」を備えた意欲作のスマートリング「RingConn Gen 3」を試す (2026年06月25日)
  3. Gemini搭載「Google Home スピーカー」は買いか? 6年ぶりの新モデルを試して分かった賢さと課題が見え隠れする“次世代機”の現在地 (2026年06月24日)
  4. 8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も (2026年06月24日)
  5. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  6. カジュアルゲーマーの最適解になる? 日本HPのゲーミングノートPC「HyperX OMEN 15」のIntelモデルを試す (2026年06月25日)
  7. 手首の負担を減らす“逆チルト”が秀逸! Razer初の多機能エルゴキーボード「Pro Type Ergo」はオフィスの救世主に (2026年06月26日)
  8. 45gの伝統を破った「忍者」の感触を持つ1台 HHKB 30周年記念モデルがもたらす「軽さ」をじっくり試す (2026年06月24日)
  9. ロジクール、軽快な操作感を実現した軽量ワイヤレスゲーミングマウス (2026年06月25日)
  10. ソースネクスト、スケルトンデザイン筐体を採用した小型軽量エントリーデジカメ (2026年06月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー