発表会後、会場の外ではメディア向けに体験会が開催された。
XREAL 1Sは、XREAL Oneと大きさも重さもコントロール部分も変更がないため、従来モデルを使ったことがある人なら違和感なく使える。メニュー内には新たに「3D表示」が追加された。また、テンプルの上方にあるショートカットキーには「3D表示」機能がデフォルトで割り当ててあり、グラス内に表示されている2Dコンテンツをすぐに3D化できていた。
光学モジュールはXREAL One Proのような長方体のX Prismではなく、XREAL Oneと同じ三角柱のバードパスを採用した。これについて高氏は、「手に取りやすい価格帯にするためと、安定供給のため」と回答していたXREAL Neoは1万mAhの大容量バッテリーだが、比較的薄型に仕上げてきたという印象だ。
ストラップにもなるデバイス接続用ケーブルは、強度のあるブレードケーブル仕様となっている。先端はL字コネクターになっており、使い勝手が良さそうだ。どのポートに何を接続するのか分かりやすいアイコンも好印象だ。
スタンド部は、決めた角度でしっかり固定される。装着したスマートフォンを操作する際にも広げておき、脱落防止に使えそうだ。
残念なのは、MagSafe充電をはじめとしたワイヤレス充電に対応していないことだ。マグネットで貼り付けられるモバイルバッテリーでありながら充電ができないため、初見では戸惑うかもしれない。
XREAL 1Sに搭載するX1チップは、従来のものと同じハードウェアなのか。
高氏:その通りだ。ソフトウェアなどのアップグレードにより、2D→3Dへのリアルタイム変換を可能にしている。
高負荷により過熱し、ダウンすることはないのか。
高氏:開発当初はそのような問題も見られたが、チューニングを重ねることで、今は解決している。何時間でも楽しめるようになっている。
同じX1チップを搭載しているXREAL OneやXREAL One Proでも同様の機能を使えるようになるか。
高氏:XREAL One Proでは、その計画があるものの、XREAL Oneでは未定だ。
ゲームコンソールと接続して表示する、プレイ中のゲームも3D変換できるのか。
高氏:ミラーリングできるものであれば何でもできると考えてもらって良い。自分もそういう楽しみ方をしている。
XREAL Neoは、X1チップを搭載していないXREAL Air 2などでも使えるか。
高氏:過去のXREALシリーズを使ってもらうことができる。XREAL 1Sのためだけに開発されたものではないので安心してほしい。
なお、予約期間中にXREAL 1SとXREAL Neoを同時購入すると、定価が8万2560円のところ、7万6560円に値引きされる他、専用アクセサリー「XREAL Hub」がプレゼントされるキャンペーンも開催している。
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