約6.8万円の新ARグラス「XREAL 1S」登場 “Switch 2”もつながる専用アクセサリー「Neo」も(3/3 ページ)

» 2025年12月03日 15時45分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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実機を試してみた

 発表会後、会場の外ではメディア向けに体験会が開催された。

XREAL 1SとXREAL Neo 展示されていたXREAL 1S(写真左)とXREAL Neo(写真右)の実機

 XREAL 1Sは、XREAL Oneと大きさも重さもコントロール部分も変更がないため、従来モデルを使ったことがある人なら違和感なく使える。メニュー内には新たに「3D表示」が追加された。また、テンプルの上方にあるショートカットキーには「3D表示」機能がデフォルトで割り当ててあり、グラス内に表示されている2Dコンテンツをすぐに3D化できていた。

XREAL Eyeで撮影 XREAL Eyeを装着した上で、XREAL Beam Proとつなげれば、ミックスリアリティーの写真撮影を行える。写真は3D化された初音ミクと、リアルに存在する高氏
コントロールの位置 コントロール用のボタンの位置は変わっていない
カラー やや柔らかい印象のサイレントブルーカラー(左)。製品情報ページには「サファイアブルー」という説明がある
光学モジュール 光学モジュールはXREAL One Proのような長方体のX Prismではなく、XREAL Oneと同じ三角柱のバードパスを採用した。これについて高氏は、「手に取りやすい価格帯にするためと、安定供給のため」と回答していた
パッケージとケース パッケージとケース。光の加減で分かりづらいが、専用ケースの色もブルーへと変更された

 XREAL Neoは1万mAhの大容量バッテリーだが、比較的薄型に仕上げてきたという印象だ。

XREAL Neo XREAL Neo

 ストラップにもなるデバイス接続用ケーブルは、強度のあるブレードケーブル仕様となっている。先端はL字コネクターになっており、使い勝手が良さそうだ。どのポートに何を接続するのか分かりやすいアイコンも好印象だ。

デバイス接続用ケーブル ストラップとしても使えるデバイス接続用ケーブル。ブレード被膜を採用しているので手触りが良く、手に汗握る状況でも滑り落ちない
充電ポート こちらは外部電源と接続するためのポート。グラスのアイコンや雷アイコンなどで、用途を識別しやすい

 スタンド部は、決めた角度でしっかり固定される。装着したスマートフォンを操作する際にも広げておき、脱落防止に使えそうだ。

スタンド スタンドを広げた状態。スマートフォンリングのように使うこともできそうだ

 残念なのは、MagSafe充電をはじめとしたワイヤレス充電に対応していないことだ。マグネットで貼り付けられるモバイルバッテリーでありながら充電ができないため、初見では戸惑うかもしれない。

スタンド機能のみ MagSafeに取り付けて「マグネットスタンド」として利用しているイメージ。充電は有線接続のみに対応する
Nintendo Switch 2と接続 Nintendo Switch 2と接続してTVモードを利用できる

高氏との一問一答

 XREAL 1Sに搭載するX1チップは、従来のものと同じハードウェアなのか。

高氏:その通りだ。ソフトウェアなどのアップグレードにより、2D→3Dへのリアルタイム変換を可能にしている。

 高負荷により過熱し、ダウンすることはないのか。

高氏:開発当初はそのような問題も見られたが、チューニングを重ねることで、今は解決している。何時間でも楽しめるようになっている。

 同じX1チップを搭載しているXREAL OneやXREAL One Proでも同様の機能を使えるようになるか。

高氏:XREAL One Proでは、その計画があるものの、XREAL Oneでは未定だ。

 ゲームコンソールと接続して表示する、プレイ中のゲームも3D変換できるのか。

高氏:ミラーリングできるものであれば何でもできると考えてもらって良い。自分もそういう楽しみ方をしている。

 XREAL Neoは、X1チップを搭載していないXREAL Air 2などでも使えるか。

高氏:過去のXREALシリーズを使ってもらうことができる。XREAL 1Sのためだけに開発されたものではないので安心してほしい。

 なお、予約期間中にXREAL 1SとXREAL Neoを同時購入すると、定価が8万2560円のところ、7万6560円に値引きされる他、専用アクセサリー「XREAL Hub」がプレゼントされるキャンペーンも開催している。

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