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» 2022年01月05日 03時10分 公開

「第12世代Coreプロセッサ(Alder Lake)」にモバイル向け製品登場 デスクトップ向け追加ラインアップもCES 2022(1/3 ページ)

Intelの第12世代Coreプロセッサに、モバイル向け製品が登場する。ハイエンド向けの「Hプロセッサ」、省電力重視の「Uプロセッサ」の中間として「Pプロセッサ」が新設されたことが特徴だ。その他、アンロック非対応のデスクトップ向け製品も順次発売される。

[井上翔,ITmedia]

 Intelは1月4日(米国太平洋時間)、第12世代Coreプロセッサの追加ラインアップを発表した。モバイル(ノートPC)向けの製品が新たに登場する他、デスクトップ向けの製品が多数追加される。搭載製品は今後順次登場する予定だ。

第12世代Coreプロセッサ(Hプロセッサ)のイメージ図

第12世代Coreプロセッサの概要(おさらい)

 第12世代Coreプロセッサは「Alder Lake(アルダーレイク)」という開発コード名で開発が進められてきた新型CPUで、処理性能を重視する「パフォーマンスコア(Pコア)」省電力性を重視する「高効率コア(Eコア)」を組み合わせる設計を採用している。スケーラビリティー(柔軟な拡張性)も重視しており、単一のアーキテクチャで薄型/小型ノートPC(ウルトラモバイル)からデスクトップPCまでカバーできることも特徴だ。

 今回追加される新製品では、PコアとEコアを両方備えるモデル(SKU)に加えて、デスクトップ向けにはEコアを省略することで価格を抑えたモデルも登場する。その他、アーキテクチャに関する詳細は、過去の記事を参照してほしい。

EvoプラットフォームはHプロセッサにも拡大

 第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)から始まったモバイルPCの認証プログラム「Intel Evoプラットフォーム」は、第12世代Coreプロセッサの登場に合わせて要件に「インテリジェントなコラボレーション体験」が加わる。昨今、Web会議などオンライン越しでの共同作業が増えていることを踏まえた措置だという。

Evo さまざまなメーカーから100を超えるIntel Evoプラットフォームに準拠するノートPCがリリースされている
新要件 第12世代Coreプロセッサと同時に登場する第3世代Evoプラットフォームの要件
新要件 オンライン越しの共同作業が増えていることとから、要件に「インテリジェントなコラボレーション体験」が加わる
具体的な新要件 具体的な新要件としては「Intel Wi-Fi 6E(Gig+)の搭載」、Intel Connectivity Performance Suite(CPS)への対応、Intel GNAを活用したノイズリダクション機能の搭載が挙げられる

 加えて、新しいEvoプラットフォームでは、ハイエンドモバイル(モバイルワークステーションやゲーミングノートPC)向けの「Hプロセッサ」もプログラムの対象となる。認定を受けるには、以下の要件も追加で満たす必要があるという。

  • Hプロセッサの搭載
  • Intel Arc」の搭載(Intel Deep Link Technologyの利用も)
  • 15〜16型台ディスプレイの搭載
  • クリエイターの利用に適したディスプレイの搭載
Hプロセッサ Hプロセッサ向けのEvoプラットフォーム認証プログラムも用意される

 さらに、新しいEvoプラットフォームではフォルダブルディスプレイに関する要件も定められた。ディスプレイサイズなど具体的な要件は明らかとなっていないが、準拠するフォルダブルデバイスは2022年中にリリースされるという。

フォルダブル フォルダブルディスプレイに関する要件も追加されたという。数値など具体的な要件は明らかにされていないが「新しい使い方や体験に資する新しいフォームファクター」と「大きなフォルダブルスクリーン」を持つノートPCが指定されるようだ

Intel vProは2系統に

 第12世代Coreプロセッサでは、企業向けの管理/セキュリティ機能である「Intel vProプラットフォーム」が想定する組織の規模別に2種類に分かれる。

 従来の大企業での利用を想定したvProは「Intel vPro Enterprise」という名称となる。vProの全機能を利用可能で、Windows PCに加えてChrome OSデバイス(Intel vPro Enterprise for Chrome)もサポートする。

 一方、中小企業や個人事業主で必要な最小限の管理/セキュリティ機能を厳選して搭載した「Intel vPro Essentials」が新たに登場する。vPro Enterpriseに準拠するPCは、vPro Essentialsの全機能にも対応している。

vPro Intel vProプラットフォームは、従来のものを「vPro Enterprise」と改名した上で、中小企業や個人事業主向けに機能を厳選した「vPro Essentials」を用意する。vPro EnterpriseにはChrome OSデバイス(Chromebook/Chromebox)向けの認証プログラムも用意される
vPro vPro Essentialsの登場によって、より広範なビジネス向けPCに高度な管理機能やセキュリティ機能を提供できるようになる

Evo/vProロゴもマイナーチェンジ

 第12世代Coreプロセッサの登場に合わせて、EvoプラットフォームとvProプラットフォームのロゴバッジのデザインがマイナーチェンジされる。

 従来のEvo(非vPro)ロゴバッジには「Powered by Core」と記載されていたが、新バッジでは省かれる。また、従来Evo vProロゴバッジはEvoロゴの方が目立っていたが、新バッジではvProを強調する一方で、小さく「An Evo Design」と記載されるようになる。

ロゴバッジ刷新 第12世代Coreプロセッサを搭載するEvo/Evo vPro準拠ノートPCに付与されるロゴバッジは、従来のものからマイナーチェンジされる
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