第12世代のHプロセッサは約50(幅)×25(奥行き)×1.3(厚さ)mmパッケージを採用する。基本消費電力(PL1)は45W、最大消費電力(PL2)は95W(Core i5)または115W(Core i7/i9)に設定されている。CPUコアは最大14基(Pコア6基+Eコア8基)で、GPUコア(Xe-LPアーキテクチャ)の実行ユニット(EU)数は最大96基となる。
メインメモリはDDR5-4800、DDR4-3200、LPDDR5-5200、LPDDR4x-4267の各規格をサポートし、PCI Express 4.0バスは合計16レーン(外部GPU用8レーン+ストレージ用4レーン×2)、PCI Express 3.0バスは12レーンを備えている。Thunderbolt 4やWi-Fi 6E(※2)も統合している。
IntelはCore i9-12900HKを「今までで一番高速なモバイルプロセッサ」としており、前世代の「Core i9-11980K」はもちろん、競合の「Ryzen 9 5900HX」や「Apple M1」よりも高速だとする。
(※2)6GHz帯の通信にも対応するIEEE 802.11ax。ただし、日本を含む一部の国/地域では法令上の制約で6GHz帯の通信に対応しない(2.4GHz帯/5GHz帯の通信にのみ対応)
今回リリースされるHプロセッサは以下の通り。なお、型番の末尾に「K」が付くものはアンロックに対応している。
モバイル向け第12世代Coreプロセッサでは新たに「Pプロセッサ」が用意される。パッケージのサイズはHプロセッサと同じ約50(幅)×25(奥行き)×1.3(厚さ)mmで、「Uプロセッサ以上Hプロセッサ未満」のパフォーマンスを求めるユーザー向けという位置付けだ。
基本消費電力は28W、最大消費電力は64Wに設定されている。CPUコアは最大14基(Pコア6基+Eコア8基)で、GPUコア(Xe-LPアーキテクチャ)の実行ユニット(EU)数は最大96基となる。
今回リリースされるPプロセッサは以下の通り。
第12世代CoreプロセッサにおけるUプロセッサは、HプロセッサやPプロセッサよりも低い消費電力を志向するノートPC向けの製品となる。パッケージはHプロセッサやPプロセッサと同じ約50(幅)×25(奥行き)×1.3(厚さ)mmのものと、さらにコンパクトな約28.5(幅)×19(奥行き)×1.1(厚さ)mmのものが用意されている。
【BGA Type3(50×25×1.3mm)パッケージ】
BGA Type3パッケージのUプロセッサは、基本消費電力が15W、最大消費電力が55Wに設定されている。今回発表される製品は以下の通りだ。
【BGA Type4 HDI(28.5×19×1.1mm)パッケージ】
BGA Type4 HDIパッケージのUプロセッサは、基本消費電力が9W、最大消費電力が29Wに設定されている。このパッケージのみ、サポートするメモリ規格がLPDDR5またはLPDDR4Xのみとなる。
今回発表される製品は以下の通りだ。
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