ARグラス大手のXREALのフラグシップモデル「XREAL One Pro」は、「XREAL One」をベースとした上位モデルであり、光学系の刷新による視野角の広さが特徴だ。この最新デバイスを、筆者を含む家族4人で試用した。その使用感をお伝えしよう。
XREAL One Proは、XREAL Oneと比べて視野角が広がっている。ARグラスにおける視野角とは、装着時に映像が表示される範囲(サイズ)を指し、この数値が大きいほど、より巨大なスクリーンが目の前に現れる。
具体的には、2023年発売の「XREAL Air 2」が46度、標準モデルのXREAL Oneが50度であるのに対し、今回取り上げるXREAL One Proは57度まで拡大した。直販価格は8万4980円だ。XREAL One(6万9980円)よりも1万5000円ほど高い設定だが、その分、圧倒的な没入感を得られる。
XREAL One Proがこの広い視野角を実現した秘密は、「X Prism」と名付けられた独自の光学機構にある。XREAL Oneでは「Birdbath」と呼ばれる光学機構が採用されていたが、XREAL One ProではX Prismを採用し、OLEDサイズを0.68型から0.55型に変更することで、現時点でトップクラスの視野角を実現している。解像度は片目あたり1920×1080ピクセルである。
XREAL One Proは、瞳孔間距離が異なる2つのモデルがあり、瞳孔間距離に応じて選択できるインサートレンズの利用も可能だ。バッテリーなどは内蔵しておらず、スタンドアロンで利用することはできないが、その分、重量が約87gと軽いことが利点だ。
左側のつるの先端にはUSB Type-C端子が用意されており、スマートフォンなどとUSB Type-Cケーブル経由で接続するだけで、アプリやドライバーなどをインストールせずに利用できる。
なお、接続する機器はUSB Type-CによるDisplayPort Alternate Modeに対応している必要があるが、最近のスマートフォンやPCの多くが対応している。
右側のつるの上部には、ショートカット操作を割り当てられる「Quickボタン」、つるの下部には、細長い「+/ーボタン」と赤色の「Xボタン」が用意されている
これらの4つのボタンを使って、OSDメニューによりさまざまな設定を変更できる。Xボタンをダブルクリックすることで、OSDメニューを開くことができ、仮想的なディスプレイサイズ(222型/171型/162型/154型/137型)の変更や、表示距離(2〜10m)の変更などが可能だ。また、SBS(サイド・バイ・サイド)形式の3D動画の再生も楽しめる。
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